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【yama/a.m.3:21】歌詞の意味を徹底解釈!秋の花とは?圧倒的鬱ナンバーを深読み!

2番

夜空に溶けたなら甘い甘い夢の向こう側へ
電気を消した部屋で 傷んだ髪の感触だけを
君はいつだって少し寂しそうな顔をしていた
季節の終わりを知っているようで
どこで間違ったって自問自答ばかりだ
振り返れば 後味の悪い過去の道

2番は真夜中(a.m.3:21)に、君と一緒にいた時間を回想する様子が描かれています。

 

まず一行目に綴られているのは「主人公の願望」といったところでしょうか。

夜空に溶けたなら…とタラレバ話で思惑されている歌詞は、君への未練がなくなったなら…と置き換えることで解像度がグッと上がると思います。

 

喪失感の中でもがいている主人公は、君のことさえ忘れてしまえば、新たな心地良い世界が待っているはずなのに…

と現時点では叶わない未来に想いを馳せています。

 

そして2行目以降は、後悔交じりに回想する情景が描かれていきます。

これは現在の状況に苦しんでいる主人公だからこその錯覚かも知れませんが「君は寂しそうな顔をしていた」と感じているようです。

 

今の「寂しい」を感じている自分と同じように、彼も寂しいを感じていたのなら、どこかに寂しい未来を回避する分岐があったのかも知れない。どこが間違っていたのだろう…?

そんな生産性のない自問自答を繰り返しつつ、後味の悪い恋となってしまった現状を悔やみ続ける。

 

ラストサビ

溶けた光の跡、甘い夢の中で
すぐになくなってしまう時間と人生と
なびく干したシャツに香る秋の花が
諦めの悪い私の癖みたいで

ラストサビで綴られる歌詞の内容も、頭サビ・サビ1と同じです。

 

ただここまで細かく解釈したうえで歌詞を見ると「諦めの悪い私の癖みたいで」という歌詞がより心にグサッと刺さる。

 

おそらく主人公は何度も何度も君のことを思い出してしまう「a.m.3:21」を繰り返しているのでしょう。

 

回想を繰り返すうちにあっという間に深夜帯になっているから「すぐになくなってしまう時間」とあり、鬱の中で自分が擦り減っていくから「人生と…」と歌詞で表現されているのかも知れない。

 

【a.m.3:21】は変えることのできない過去(溶けた光の跡、甘い夢の中)に、想いを馳せてしまう捨てきれない恋心を抱えた主人公の物語だったのです。

 

感想

歌詞を噛み砕きながらも、こういった鬱展開の歌詞を表現するのが巧いなと改めて感じました。

 

それと歌詞考察中では触れませんでしたが【a.m.3:21】「321」という数字もちゃんと意味を持っていると思っています。

 

というのもかなり安易的ですが「321(スリー、ツー、ワン)」と言った感じで、スタートの意があるのではといった見解です。

 

所々で現状から脱却したいという意志も見えていましたし、再スタートの意を込めた【a.m.3:21】なら歌詞の情景的に腑に落ちるなと。

 

にしても中毒性が高い楽曲ですよね。yamaさんもそうですが、最近はTikTokを中心に注目される才能が多いような気がします。音楽好きでインストールしたことがない人は、一度どんなものか見てみると面白いかもです。

 

他楽曲の考察記事はこちらから

 

【yama/a.m.3:21】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

  1. きなこ より:

    この歌が好きで、今を調べたところ、書いてくれている方がいたので助かりました
    私の好きな花は、金木犀が出ていて動く嬉しかったです

    • サルーサルー より:

      きなこさんコメントありがとうございます。

      私も金木犀が好きで引っ張られた部分も少々…(笑)

      腑に落ちてくださったのなら嬉しく思います!

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