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【ずっと真夜中でいいのに。/勘ぐれい】歌詞の意味を徹底解釈!嫌えるほど律儀じゃない私たち。

2番

草を無視り水をやり
鉛を炒め生きてる
嫌える
ほど律儀じゃない
優しい余白で目を見る

2番の歌詞は基本的に1番と同様ですが、唯一違うのがこの部分です。

 

《嫌える ほど律儀じゃない》

 

《荒れ果てたこの世》に満足しているかと問われれば決してそうではないけれど、「荒れ果てている」=「嫌い」と単純に結びつけて礼儀正しくさよならするほど私たちは律儀ではありません。

それなりにこの世の中でやりたいことがあって、大切な人がいて、留まりたい理由もあるあずです。

 

良いとは思っていなくても嫌いにはなれない。

結局なあなあで生きていくほかないのです。

 

さりげなく1番の「草を毟り」が2番では「草を無視り」に変化しています。

雑草を除去することすら億劫になりついには無視するように。

同音異義語の漢字当ての言葉遊びはずとまよの十八番です。

 

骨助
骨助

以降の2番の歌詞の考察は1番同様なので割愛いたします。メロディの展開が異なるためか歌詞が同じであることが全く気にならないのが不思議です。

3番

錆び付いた硝子で
緊張を解いて
一か八かで
呼吸 知る

錆び付いた勘ぐれい
緊張を解いて
一か八かで
呼吸 聞く

ここで楽曲タイトル「勘ぐれい」が歌詞でも登場。

完全な造語ですが、「錆び付いた硝子で」「錆び付いた勘ぐれい」という韻の踏み方は美しく、聴いていて気持ちいいですね。

ひょっとするとこの部分の「硝子で」という歌詞から韻を踏む中で派生して「勘ぐれい」という言葉が生まれ、そのままタイトルになったのかもしれません。

 

錆び付いた心と共に、必死に緊張を解きながら、一か八かで呼吸を知る。

傷つきながら一か八かで生きているし、一か八かで生きているのを実感する。

 

《荒れ果てたこの世》を生きていくのは決して楽なことではありません。

 

ラストサビ

展開を嫌い、荒れ果てたこの世を
(ねぇどうしたい)
見過ごせない僕がいい
(ほっときな)
応えれば答えるほど
(ねぇどうして)
無気力な僕には戻れない
駆け引きを続けて

《荒れ果てたこの世》

でもじゃあこの世を嫌って、無気力に見過ごせるかと問われればそれはできません。

だからって命を捨てようとは思わないし、世を捨てて独りで生きていこうとも思えないでしょう。

この世界と共に生きていくほかないのです。

 

《ねぇどうして》

何故荒れ果てたこの世を見過ごせないのか。

そこに明確な答えは与えられません。

嫌いになれないから。無気力な僕には戻れないから。

そこにはポジティブな理由なんか無くて、逆説的な答えしかないのかもしれません。

 

理由はわからなくても、私たち人間はこの世界との駆け引きを続けていきます。

 

感想

世を生きる人々が漠然と世間に対して抱いている想いを、ACAねさんの独特の感性で言語化した一曲「勘ぐれい」。

かなり重いテーマですが、ACAねさんの言葉選びによりポップで朧げな独特の世界観へと見事に昇華しています。

 

【ずっと真夜中でいいのに。/勘ぐれい】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

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