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【Eve×suis from ヨルシカ/平行線】歌詞の意味を徹底解釈!絶対に交わることがない二つの線。

2番

ねえ
別に用などないけれど 交わす言葉もないけれど
もう少しだけ一緒に居られたなら

ほろ苦い思い出だけが溶かしてゆくんだ
変わらない風景にさよなら

心理的に近づけないもどかしさを歌っていた1番とは打って変わって、2番では物理的に離れてしまう切なさが描かれています。

そして君に想いを伝えれないのは相変わらずで、別に用などないけれど 交わす言葉もないけれど、残った時間を一緒に過ごそうとします。

 

それと1つ着目したいのが「ほろ苦い」といった言葉が使われていること。君と近づけない日々の苦味とロッテガーナチョコレート『Gift』テーマソングの側面を掛け合わせているのです。

 

サルー
サルー

豪華コラボに気を取られて忘れがちかもですが本楽曲はガーナのテーマソング。想いを伝えたい・伝えれないの葛藤は、バレンタイン特有の情動とマッチしていますよね。

サビ2

優しくなれたら (近いのに)
この手を伸ばせたら (遠くて)
眩しくて痛いまま ただ祈っていた 平行線のまま
届くなら (2人で) ただもう一度今 (今)
胸にしまったまんまの 変わらないこの想いを
君に言おう

近いのに遠い二人は、ずっと手を伸ばせずにナニカが起きることを願っていた。

しかしやはり現実は平行線のままだった。

だからこそついにナニカを起こそうと、胸にしまったままの想いを君に伝えようとする。

 

サルー
サルー

MVではバレンタインをきっかけに一行動起こそうとするさまが描かれていきます。考えたことなかったですが、普通だったら素直になれない人にとって、バレンタインは乗じることのできる良イベントなのかもですね。

3番

この距離は縮まらないまま
交わらないようにできていた
答えなんてない 遅くなんてないから
ただ痛いくらい 今ならまだ間にあうかな
なんてさ

3番でもなお繰り返される「平行線」に対する憂いから、主人公がすごく長い期間思い悩んできたことを感じることができる。

それはもう「痛いくらい」の想い。

 

平行線だったはずなのに、その線は離れようとしてしまっている。だから近くを走っている平行線の間に、物理的に離れてしまう前に、手を伸ばして交わろうとする。

 

サルー
サルー

MVの主人公の笑顔、そして涙にはすごく心を打たれました…

ラストサビ

さよならなんてさ (素直に)
当たり前の毎日が (なれないよ)
続いていくと思っていたから 平行線のまま
届くなら (2人で) ただもう一度今 (今)
昨日までの世界じゃなくなっても 心は覚えている
変わらないこの想いを
君に言おう

歌詞はついにラストサビを迎えますが、

  • 想いを伝えれない憂い
  • 想いを伝える決心

は1番からラストサビまで一貫したもの。

 

歌詞的には物語の進展はありません。

 

バレンタインの、ひいて言えば告白するときの心情もまさにそうですよね。何度も頭の中でアタックする妄想をしては現実に移せずに普通の日々を過ごしてしまう。

そう考えると進展のない歌詞はリアルなのかも知れない。

 

平行線の「離れない安心感」をぶち破ることができた人にだけ、二つの線を繋ぐことができるのだ。

 

感想

すごく愛しいような切ないような、まさに心がくすぐられる気持ちになっています。

 

MVの二人は「引っ越し」という形で離れてしまいますが、卒業や転校、転勤といったかたちで、わりと多くの人が「物理的に離れる」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。

 

僕にとっては昔の未練というか、今思えば甘酸っぱい恥ずかしい記憶を思い出させてくれる楽曲でした。

 

【Eve × suis from ヨルシカ/平行線】

MVと歌詞の意味の解釈でした!

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