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【Eve/夜は仄か】歌詞の意味を徹底解釈!愛されたいを知った「生きたくない少年」の物語。

【Eve(イブ)】「夜は仄か(読み方:よるはほのか)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 「夜は仄か」の後に隠されている言葉とは?
✔ 言葉1つが深い難解な歌詞
✔ 真っ暗闇から脱却した少年の物語

 

サルー
サルー

すごく読み解きがいのある歌詞でした。難しい単語が多くありますが、一つ一つを丁寧に解釈させて頂きました。ぜひ一緒に歌詞と向き合っていきましょう!

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心臓の音を比喩するかのようなBass音

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今回紹介していく「夜は仄か」は、Eveが2021年4月30日にリリースした楽曲。

 

YouTube上に公開されたMVは、海外のイラストレーター「zem」さんが手掛けており二日間で150万再生を超える急上昇を見せています。

 

楽曲メロディとしては心臓の音を比喩するかのようなBass音が特徴的で、明暗が切り替わるAメロBメロサビの移行の中毒性がすごい。

 

また本記事で取り上げていく歌詞ですが、これもまたすごい。

漢字一つを取っても読み難易度が高かったり、主人公を取り巻く情景の感慨深さが底知れなかったりと、噛み砕きがいのある内容になっています。

 

サルー
サルー

では楽曲考察に移っていきます。歌詞考察の前にまずはタイトル名に着目していきたいと思います。

楽曲名「夜は仄か」とは

「仄か(ほのか)」とは

  •  わずかにそれと認められるさま
  • かすか

といった意味を持っています。

日常生活においては「花の香りがほのかに…」といった例で聞くことが多いのではないでしょうか。

 

上記を踏まえると「夜は仄か」

  • 夜は少しだけ
  • 夜はわずかに

といった意味を持つのだと解釈することができます。

 

とはいえ大切なのは直接的な言葉の意味ではなく「夜は仄か」がどんな意図でタイトル名として起用されたのかということですよね。「夜はわずかに」なんて全くもって具体的ではありません。

 

また歌詞を見てみると「仄か(ほのか)」とはまた別の「仄日(そくじつ)」という言葉が登場します。

 

仄日は、西に傾いた太陽といった意味を持つのですが、これが何を意味しているのか、、、

 

サルー
サルー

タイトルから浮かび上がる疑問を歌詞解釈の中で解き明かしていきます。本題の歌詞考察に移っていきましょう!

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歌詞

今日も生きてしまったな これで何年
息を吐くように吐いた嘘は何千
這い蹲って けんもほろろになって
目が回るわ

そのかかとすり潰した靴でどこ行くの
蔑んだその目を閉まっておくれよ
紫煙を燻らせる染みついた部屋で一人
仄日は切なく あなたに寄り添い

今すぐに言いたい
痛い 浮ついた花心
哀 会いたい言葉が
焼き増しした記憶を辿り

寂しい星を待って
愛されたいを知ってしまった少年
夜空を見上げたなら 今踊って
さよならを謳って 希うまで

誰にも言えない秘密があって
笑顔の裏には影があって
知らない自分を知って欲しいんじゃなくて
そうじゃなくて

あの時ドキドキする胸の高鳴りは
凍てつく心を溶かしてしまえたら
この手をすり抜ける 陽だまりの中で独り
仄日は切なくあなたに寄り添い

真っすぐに誓い
痛い 浮ついた水心
愛 咲いた花びら
散りゆく最期までを僕に

寂しい星を待って
愛されたいを知ってしまった少年
夜空を見上げたなら 今踊って
さよならを謳って 希うまで

寂しい星を待って

愛されたいよ少年

夜は仄かになって

寂しい星を待って
愛されたいを知ってしまった少年
夜空を見上げたなら 今踊って
さよならを謳って 希うまで

今日も生きてしまったな これで何年
ただなんだか気分はいいみたいだ。

作詞:Eve

歌詞の意味・解釈

1番

今日も生きてしまったな これで何年
息を吐くように吐いた嘘は何千
這い蹲って けんもほろろになって
目が回るわ

はじめにお話しすると、本楽曲では「生きたくない少年」。つまりこの世に希望を失くしてしまった少年が描かれているのではないかと解釈しました。

ただ絶望しているだけかと言われるとそうではありません。

歌詞を追っていく中で少年の闇と光が垣間見えてきます。

 

まず歌い出しの歌詞からは主人公の絶望が伺えます。負の部分ってヤツですね。

 

着目したいのは「けんもほろろ」という言葉。

これは、取りつくすべもなく人に拒絶された場合に使います。

 

「今日も生きてしまった…」と始まりから生に対する否定が謳われていますが、この背景にけんもほろろ(取りつくすべもなく人から拒絶された)があるのでしょう。

 

これはあくまでも仮説に過ぎませんが「生きたくない日々」を送っていることを前提に踏まえると<息を吐くように吐いた嘘は何千>といった歌詞は、親や友人の前で生を否定できないこと(主人公の本音からすると嘘になる)を示しているのかも知れません。

 

そのかかとすり潰した靴でどこ行くの
蔑んだその目を閉まっておくれよ
紫煙を燻らせる染みついた部屋で一人
仄日は切なく あなたに寄り添い

ここで「あなた」が登場します。

この存在は夜は仄かの歌詞の光の部分。

 

<そのかかとすり潰した靴でどこ行くの>

これはあなたが主人公に放った言葉なのではないかと考えています。

 

生に絶望してのたうち回る主人公に、あなたは声をかけてきた。

ただ主人公の中に自己肯定感なんて残っていないから「蔑んだその目を閉まっておくれよ」と拒絶してしまう。

 

反射的に拒絶してしまった主人公ですが、自分に近づいてきてくれたあなたのことを部屋で一人あなたのことを想う。

 

また<仄日は切なく あなたに寄り添い>とありますが、これは仄日=あなたのような意味を持っているのだと思います。

仄日は、西に傾いた太陽。つまりすぐに沈んでしまう太陽です。

あなたも同様に仄日のように、自分を照らしかかと思えば消えてしまった。

 

消えていく希望、落ちていく仄日、会えなくなってしまったあなた。

これらは全て=で結ばれるといっても過言ではないほど同意義なのです。

 

サルー
サルー

ちなみに主人公とあなたが実際に対峙したシーンはこの部分のみになります。これ以降に出てくるあなたは全てこのシーンの回想です。

 

今すぐに言いたい
痛い 浮ついた花心
哀 会いたい言葉が
焼き増しした記憶を辿り

<今すぐに言いたい>

歌詞の物語的に容易に想像できることですが、これはあなたに抱いてしまった温かい感情に他ありません。

 

続く歌詞に「花心」とありますね。まさにこれが主人公があなたに抱えた感情です。花心とは(花がすぐに散ってしまうところから)移りやすい心、浮ついた心を比喩する言葉です。

 

暗闇に花が咲いたように負から正に移っていった心。

あなたと会ったのは一度なのに、何度も同じ記憶を辿ってあなたに出会おうとするのです。

ちなみに焼き増しとは、オリジナルのフィルム(ネガなど)から、複数の写真を印画紙に追加でプリントすることで、ほのかに記憶に残っているあなたの写真を何度も思い返して、脳裏に焼き付けようとしている主人公の行動を示しているのでしょう。

 

サビ1

寂しい星を待って
愛されたいを知ってしまった少年
夜空を見上げたなら 今踊って
さよならを謳って 希うまで

寂しい星は「死」を意味しているのではないでしょうか。

星は運命の象徴です。そのため寂しい星とは言い換えれば孤独の運命。主人公の望む運命が「死ぬこと」であったことを踏まえると<寂しい星を待って>「孤独に死んでいくことを待って」であると解釈することができます。

 

だけどそんなとき主人公はあなたに出会い「愛されたい」を知ってしまった。

 

夜空を見上げたという歌詞は、主人公が「(気持ち的にも)上を向いた」ことを示しているのでしょう。

 

だから今は「死」とは別の形で、さよならを謳おうとしているのではないでしょうか。つまりあなたに対する感謝を込めたさよならなのではと考えています。

 

また「希う(こいねがう)」という、すごく読み方の難しい漢字が起用されていますが、意味としては強く願うことになります。

 

あえて「恋願う」とも書ける言葉を起用したのには、主人公が抱えたあなたに対する気持ちが含みとしてあるのでしょう。

 

サルー
サルー

主人公の物語はどのように締められていくのか。続く歌詞を追っていきましょう!

 

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