【あいみょん】の「愛を知るまでは」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。
✔ まっすぐで優しいリリック
✔ あいみょんが愛される理由とは
歌詞に注目しながら、あいみょんの魅力について考察しました。是非最後までお読みください…!
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ドラマ『コントが始まる』主題歌
今回紹介していく「愛を知るまでは」は2021年5月7日に配信がスタートしたあいみょんの楽曲です。
菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さんの3人が売れないお笑い芸人トリオを演じるドラマ『コントが始まる』主題歌として製作されました。
あいみょんさんは楽曲について
私は過去のデモ曲を寝る前に聴く習慣があり、台本を頂いて、何曲か作ってみる日々の中、メジャーデビューして1年目。2017年。1番這い上がりたかった時に作っていた「愛を知るまでは」のデモを改めてふと聴き直していると、「あー、この気持ちなんかもしれへん」と肩の力が抜けました。
自ら導いた世界はそう簡単ではなくて、読めない譜面を部屋に投げつけたこともあったし、こんなはずじゃなかったと思うことだらけで、悔しかった。そんな記憶が、ドラマと楽曲と、きっと何か重なるものがあるんじゃないかと私の中で確信に変わりました。
同世代の役者の皆さんが勢揃いする中、私も同じ世代としてこの作品に参加できることができで嬉しいです。私は私の人生をこのドラマにぶつけてみたいと思ったし、5人の仲間になりたいと思いました。
とコメントされています。
楽曲デモの制作時期はあいみょんさんがメジャーデビューして1年目の2017年。
2020年リリースの楽曲「裸の心」も実は原曲は2017年制作ですので、同時期の楽曲に当たります。
「愛を伝えたいだとか」「君はロックを聴かない」もなんと2017年リリース曲。時の流れは速いものです…
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あいみょんの魅力が存分に詰まった一曲。
この記事では歌詞に注目しながら、あいみょんが愛され続ける理由を紐解いていきます…!
歌詞
いざ、手のなる方へと
導いたのは 誰でもない自分自身なのに
自信がないよ 笑っちゃうな
もたついている
空気が抜けたままの身体走れど走れど続く
人生という名の死ぬまでのエピソードは
軽いままの身体では
吹き飛ばされて
すぐに終わってしまうなあー、誰にもないものを持っていたいのになぁ
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう目の前に見えた星は
幾千年の輝きを失いそう
夢で終わる夢ならば
見なくていいと 自分に言い聞かせたあー、まだ咲ききれない
花のような毎日だなぁ
無茶苦茶に走り続けた
身体を今休めて交わることのない誰かと巡り合い
無限に広がる雲に乗って
見たことのない虹を見たい
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命頼って
今日も明日も生きて行こうあー、誰にもないものを持っていたいのになぁ
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう作詞:あいみょん
歌詞の意味・解釈
1番
いざ、手のなる方へと
導いたのは 誰でもない自分自身なのに
自信がないよ 笑っちゃうな
もたついている
空気が抜けたままの身体
楽曲冒頭では、楽曲の主人公の置かれている境遇がやや説明的に与えられています。
自分でこの道を選んで、自分自身をこの道に導いてきたのに、その張本人が今になって自信を失ってしまった。
そんな状況に滑稽さを感じている、傷心中の主人公。
あいみょんさんのコメントには「自ら導いた世界はそう簡単ではなくて、読めない譜面を部屋に投げつけたこともあったし、こんなはずじゃなかったと思うことだらけで、悔しかった。」とありました。
この部分の歌詞はまさに当時の彼女の境遇を描いたものだったのでしょう。
走れど走れど続く
人生という名の死ぬまでのエピソードは
軽いままの身体では
吹き飛ばされて
すぐに終わってしまうな
この軽いままの身体ではきっと吹き飛ばされてしまう。
「だから固い信念を持って生きていこう」
「自分らしく走り続けよう」
そんな力強い言葉がきっと後に続くのだろうと思いきや、そうではないところがこの楽曲の特徴であり、あいみょんの魅力であるような気がします。
次の歌詞に注目して見ましょう。
あー、誰にもないものを持っていたいのになぁ
無理矢理に抱きしめてた
心を今解いて
誰にもない強さを持っていこう。
心を強く抱きしめて生きてこう。
そう歌うのはきっと簡単だけど、そう歌わないのがあいみょんの凄さなのだろうと思います。
《あー、誰にもないものを持っていたいのになぁ》なんて歌詞はただの願望で、そこに逆境を覆すような強さがあるのかと問われれば決してそうではありません。
だけど、もうだめかもしれない、なんて自信を失って立ち止まっている人にとって、それは極めて自然な思考の流れの様な気がするのです。
「心を強く抱きしめて生きてこう!」という歌詞は確かに強力ではあるけれど、どうみても見栄を張っているし素直ではありません。
《無理矢理に抱きしめてた心を今解いて》のほうがずっと人間らしいし、ずっと救われるような気がするのです。
誰もがそう思うし、誰もがそう歌ってほしいと思っているけれど、誰もそのまま歌わないこと。
それを当然のように、裸のままで歌ってくれるところにあいみょんの大きな魅力を感じます。
サビ1
優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう
サビの歌詞にも、さきほど説明したようにどこまでも正直です。
《優しい心を持ちたいのだけれど》
時にはがむしゃらに怒りたい時もあるし、涙を流したい時だってある。
でもそれでいいよね。
そう堂々と歌ってくれる彼女は最高にカッコいいし、ずっと味方でいてくれているような気がしてきます。
「優しい心を持ち続けよう!」と虚勢を張る人よりも、ずっと信用できます。
《愛を知るまでは死ねない私なのだ!》
だから今日も明日も生きていこう。
そうやってそっと優しく背中を押してくれるあいみょんを、きっと誰もが愛しています。
2番でもあいみょんさんらしいリリックが続いていきます。
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