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【あいみょん/愛を知るまでは】歌詞の意味を徹底解釈!あいみょんが愛され続ける理由に迫る。

2番

目の前に見えた星は
幾千年の輝きを失いそう
夢で終わる夢ならば
見なくていいと 自分に言い聞かせた

長年追いかけ続けた夢や目標が、現実に直面する中でだんだんと輝きを失っていく。

そんな感覚をここでは星の輝きに例えています。

 

1番の歌詞は内省的でややセンチメンタルでしたが、2番の歌詞ではこのように ”星” や自然を用いた比喩が頻繁に用いられていきます。

 

あー、まだ咲ききれない
花のような毎日だなぁ
無茶苦茶に走り続けた
身体を今休めて

ここでの比喩は、個人的には凄くあいみょんさんらしいなと感じています。

 

《あー、まだ咲ききれない 花のような毎日だなぁ》

「咲かずに萎れていった花のような毎日」ではなくて、あくまで《まだ咲ききれない 花のような毎日》

ということは、いつか自分の才能が開花して世の中を見返す日が来るであろうという確信はあるのです

調子に乗っているようにも聞こえるけれど、きっと誰しもが心のどこかでそう思っているはず。

 

あいみょんさんは「夢追いベンガル」という楽曲の中で《平成うまれのカリスマが 溢れる世の中についてけない》と歌い上げていますが、それと同じような身近なナルシズムを感じますね。

体裁を気にして誰も歌わないけれど、それを堂々と当然のように歌ってくれるのがあいみょんです。

 

そしてここでも、彼女は「辛くても走り続けるんだ!」とは歌いません。

《無茶苦茶に走り続けた 身体を今休めて》

休みたい時には休めばいい。そう言われているような気がして、心が軽くなります。

 

サビ2

交わることのない誰かと巡り合い
無限に広がる雲に乗って
見たことのない虹を見たい
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命頼って
今日も明日も生きて行こう

2番の歌詞では ”星” や”花” の比喩が用いられてきましたが、この部分はそんな比喩の最たるものです。

《無限に広がる雲に乗って 見たことのない虹を見たい》

美しい描写で、夢の様な景色を心に描き出しています。

 

センチメンタルな心情描写を越えた先に見える、ファンタジックで希望の見える描写。

これはあいみょんさんが敬愛しているスピッツによく見られる方法論で、ひょっとするとこの歌詞はそれを意識したものなのかもしれません。

 

ラスサビ

優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って
今日も明日も生きて行こう

《愛を知るまでは死ねない私なのだ!》

時には優しい心を持てない時だってある。休んだっていいじゃないか。

そう真っ直ぐに歌ってくれる彼女は、誰にとっても心強い味方であり続けてくれます。

 

なかなか上手く行かない毎日で、本音も言えない世の中で、誰よりも人間らしく勇気を与えてくれるあいみょん。

だからこそ、彼女は誰からも愛されているのでしょう。

彼女の優しくて素直なソングライティングを、きっと時代が求めています。

 

【あいみょん/愛を知るまでは】

歌詞の意味の解釈でした!

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