３番
はっとした ただ暴君に染まれば
その笑顔に真価などないと
唾を吐き捨てるように 優しい言葉を解いて明日には忘れたようにおどけて
刺さったままの心の傷跡
僕らは逃げるように 踏みにじる想い
隠して
ここからの歌詞もまた抽象的で掴みづらいですが、「好きなことを追いかけるのは時には大変だけど腐ってはいけない」みたいな内容が歌われているのではないかと私は解釈しています。
苦難を味わい、時に誰かを傷つけたくもなるけれど、唾を吐き捨てる代わりに優しい言葉を。
心の傷跡を忘れたようにおどけて、暗い想いは隠して。
夢を追いかけることの苦悩が綴られているように思います。
目も当てられない眩むような銘々
あなたにとってどんな夢を描いて
唇を噛みしめる間もならないまま
ふり落ちる涙は見せないで弱さは見せないで
この部分の歌詞は、2番最後の《その闇を劈くような轟音に踊ることを止めないで》に近いものを感じます。
主人公は《あなた》を妄信し、ひたすらに追いかけてきました。
だから今更《あなた》の弱い部分なんか見たくはないし、結局「好きなこと」を追いかけた先には何もなかった、なんて思いたくもないのです。
《ふり落ちる涙は見せないで》
《弱さは見せないで》
夢から醒めたくはない。この夢の続きをまだ見ていたい。
「遊生夢死」であり続けたい。
主人公はそう願っています。
本当は言いたかった
綺麗ごとだけでは蜃気楼に惑うの あなたは眩しいくらい
美しい未来だ恋をした 誰も知らない世界で
願ったあの日の物語へと
ここまでの歌詞で主人公は《あなた》の弱い部分を見ることを拒み、ただひたすらに《あなた》に魅せられて生きてきました。
《あなたは眩しいくらい 美しい未来だ》
楽曲のテーマは「好きなことを諦めない」。
そしてEveさんは「楽しいことだけではない、苦難や辛さ、その結果がどうであれ 行き着く先には美しい未来が待っていると信じてこの曲を書きました」とコメントを残されていました。
どうか《あなた》には輝きであり続けてほしい。《あなた》は美しい未来だ。
楽曲の内容をまとめると、Eveさんにとって「好きなことを諦めない」ということは、「好きなこと」の先に美しい未来が待っていると信じる意志なのではないでしょうか。
音楽を例とするならば、この先音楽を続けてどんな結果が待っているかは誰にもわからないけれど、きっと音楽は素晴らしいのだと信じ続けること。
一度恋した《あなた》の強さを、輝きを、信じ続ける。
それが「好きなことを諦めない」ということなのではないでしょうか。
《恋をした 誰も知らない世界で 願ったあの日の物語へと》
「好きなこと」を追いかける苦しみと、信じ続ける意志を歌った一曲。
【Eve／遊生夢死】
歌詞の意味の解釈でした！
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コメント
すげぇ 骨助さんもEveくんも
この曲に何度励まされたか、、、
この曲の意味を知って、
改めて自分の夢を追い続けようと思えました。
骨助さん、ありがとう！