2番
土俵際の際際で堪えましょう
東京沿線大荒れ模様
報道機関氣裸氣裸血走ります
冷静と俯瞰は御法度です
2番は「渋谷事変」の様子を描いた歌詞からスタート。
ネタバレになるので多くは語りませんが、東京の街はとんでもない大惨状です。
それなのに、「報道機関氣裸氣裸血走ります」「冷静と俯瞰は御法度です」のように落ち着いた口調でこちらに語り掛けて来るのが、まさに悪役側のサイコパスな視点、という感じがします。
“get 1○st iπ 31”
自分を庇う言葉ばかりを
いつまで言い聞かせるの?“get 1○st iπ 31”
生き様を悔いるなんて
そんなの御免だわ
私が個人的にこの楽曲で最もオシャレだと感じたのが、この “get 1○st iπ 31”(get lost in me)という歌詞です。
直訳すると「私に夢中になってよ」という意味になっていて、真人が虎杖に当てたメッセージのようになっているのですが、注目すべきはその当て字。
「渋谷事変」の発生日である10月31日という数字が、自然に歌詞の中に隠されているのです。
常田さんのセンスが光っています。
《自分を庇う言葉ばかりを いつまで言い聞かせるの?》
《生き様を悔いるなんて そんなの御免だわ》
このあたりもストーリーとリンクする歌詞になっているので、アニメでも要注目です。
応答してよ其体温感じたいの
低体温のフローが点けた青い炎
ロマンティックに誤魔化さないで単刀直入に切り裂いて
熱っぽいラブソングには酔えないよもう“i luv u 6a6y”
この歌詞も、あたかも恋愛関係の男女のやり取りのような表現になっているものの、実際のところその真意は「もっと殺し合おう。愛してるよ、ベイビー。」くらいの狂気をまとっている感じがします。
ところで、ここまで英語の表現が全て“i luv u 6a6y” のように本来のアルファベットではない文字を使って表されてきました。
これについては、ダークな雰囲気を表現するため、というのも勿論あるでしょうが、真人の無為転変(相手の肉体を好き勝手に変形・改造する能力)にあやかって文字をぐちゃぐちゃに変形させている可能性もあるかもしれません。
ラストサビ
“WE R SPECIAL”
冷静にはならないで
“WE R SPECIAL”
あなたはそのままで
“WE R SPECIAL”
どこまでも特別よ
“WE R SPECIAL”
誰が如何言おうと“U R MY SPECIAL”
冷静にならないで、あなたはそのままで、もっとこの祭りに熱狂して。
ハロウィンの東京で発生した未曽有の呪術テロの狂乱を描いた今回の楽曲は、最後まで狂気たっぷりです。
主人公達ではなくダークサイド側の視点で、特に虎杖に執着する真人の視点で、「渋谷事変」を描き出した楽曲「SPECIALZ」。
King Gnuのダークヒーロー的な魅力が詰まった最高の楽曲でした。
【King Gnu/SPECIALZ】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
解釈割と納得
個人的には「一生迷宮廻遊ランデブー」は次の死滅回游編と掛けているのかと
Get 10st π 31
のGet 10で夏油と読めると、常田さんがおっしゃってました!
get 10st π 31のstも五条悟のさとると読めるともおっしゃってましたね!