【ヨルシカ】の
「雲と幽霊」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
かなり心打たれる歌詞になっています。
是非、最後までご覧ください!
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楽曲名「雲と幽霊」とは
「雲」とは
大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒。
「幽霊」とは
死後さまよっている霊魂
という意味になっています。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
今回紹介する「雲と幽霊」は
バンド名の由来になった歌詞を含むナンバー
と発表されています。
MVは他楽曲「ただ君に晴れ」を手がけた
ぽぷりかが担当しています!
透明感のあるアニメーション作品で
幽霊になった少年が世界を旅して
目的地を目指すという内容だそうです。
もう少しかみ砕くと
亡くなってしまい、幽霊になった主人公が
君との記憶をたどって過去を遡っているのです。
「言って。」の解釈後に見ると
更に深く入り込めると思います。
これを踏まえた上で
歌詞を細かく解釈していきます。
歌詞
幽霊になった僕は
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうしよう
きっと君には言えない幽霊になった僕は
夏の終わり方を見に行くんだ
六畳の地球で 浅い木陰のバス停で
夜に涼む君の手
誘蛾灯に沿って石を蹴った
街の薄明かりが揺れている何も見えなくたって
何も言わなくたって
誰も気付かなくたって
それでもわかるから君と座って
バス停見上げた空が
青いことしかわからずに
雲が遠いね ねぇ
夜の雲が高いこと、本当不思議だよ
だからさ、もういいんだよ幽霊になった僕は
あの頃の景色を見に行くんだ
遠い街の海辺 子供のとき見た露店街歩き疲れた脚で
そこらのベンチでバスを待って
その後はどうしよう
何で歩いてたんだろう何も知らなくたって 何も聞けなくたって
いつか君が忘れても それでも見ているから夏の陰に座って
入道雲を眺めるだけでどこか苦しくて
空が高いよ ねぇ
このままずっと遠くに行けたらいいのにな
夜しかもう眠れずに君と座って
バス停見上げた空が
青いことしかわからずに
雲が遠いね ねぇ
夜の雲が高いこと、本当不思議だよ
だからさ、だからさ
君もさ、もういいんだよ幽霊になった僕は
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうだろう
きっと君には見えない
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歌詞の意味・解釈
1番
幽霊になった僕は
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうしよう
きっと君には言えない
上でも述べましたが
前提として主人公は亡くなってしまい
幽霊になってしまっています。
幽霊になった今でも
愛しい君のことが気になるのです。
だから、現世とあの世という
遠くの君を見に行くとあるのです。
しかし、見に行ったとしても
幽霊であるために
想いを伝えることもできないのです。
幽霊になった僕は
夏の終わり方を見に行くんだ
六畳の地球で 浅い木陰のバス停で
夜に涼む君の手
誘蛾灯に沿って石を蹴った
街の薄明かりが揺れている
夏の終わりには
君との思い出が
たくさん積もっているのでしょう。
六畳の地球というのは
広い地球の中でも
君との思い出が鮮明に残っている
狭くて深い部分
を指すのだと思います。
浅い木陰のバス停で
夜に涼む君の手
誘蛾灯に沿って石を蹴った
街の薄明かりが揺れている
この部分は、君との夏の思い出を
想起しているのでしょう。
何も見えなくたって
何も言わなくたって
誰も気付かなくたって
それでもわかるから
君をたどっていく主人公ですが
当然ですが幽霊であるために
- 何も見えない
- 何も聞こえない
- 誰も気づかない
のです。
しかし、そんな状況でも
きっと何かが伝わるはず
と主人公は確信しています。
それほどまでに深い仲だったのでしょう。
サビ1
君と座って
バス停見上げた空が
青いことしかわからずに
雲が遠いね ねぇ
夜の雲が高いこと、本当不思議だよ
だからさ、もういいんだよ
幽霊の主人公はついに君を見つけます。
そして君の隣に座るのです。
しかし、幽霊であるために
なにも伝えることができません。
ただただ空を見上げることしかできません。
雲が遠いね ねぇ
の部分は、
雲よりも更に上にいる自分と
生きている君との距離感を
痛感しているのではないでしょうか。
最後には君が自分を忘れて
前に進めるように
「だからさ、もういいんだよ」
と言葉を残します。
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