２番
幽霊になった僕は
あの頃の景色を見に行くんだ
遠い街の海辺 子供のとき見た露店街
幽霊になった主人公は
更に過去にさかのぼります。
遠い街の海辺 露店街
といった子供の頃に見た景色を
再び見ているのです。
歩き疲れた脚で
そこらのベンチでバスを待って
その後はどうしよう
何で歩いてたんだろう
ここで主人公は我に返ります。
何で歩いてたんだろう と。
もともとは
君をたどっていた主人公ですが
君が前に進めるように
君がいない過去に潜り込み
そっと離れていっていたのです。
しかし
君の為に離れていたはずが
君がいなくなったことで
幽霊になった目的すらも見失ってしまったのです。
何も知らなくたって 何も聞けなくたって
いつか君が忘れても それでも見ているから
君が幽霊の自分の存在に
気付かなくても
いつか存在を忘れてしまったとしても
ずっと見守っているよ。
という、君を想うメッセージが伝わります。
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サビ２
夏の陰に座って
入道雲を眺めるだけでどこか苦しくて
空が高いよ ねぇ
このままずっと遠くに行けたらいいのにな
夜しかもう眠れずに
弱音を見せなかった主人公ですが
本当はたまらなく切ないのです。
入道雲を眺めるだけでどこか苦しくて
という部分でその気持ちが垣間見えます。
空が高いよ ねぇ
と君との距離感に心を痛めているのです。
また、ここでは「ヨルシカ」の
バンド名の由来となった歌詞があります。
それが
夜しかもう眠れずに
の部分です。
この 夜しか の部分が由来だそうです。
ラストサビ
君と座って
バス停見上げた空が
青いことしかわからずに
雲が遠いね ねぇ
夜の雲が高いこと、本当不思議だよ
だからさ、だからさ
君もさ、もういいんだよ
１サビと同じです。
現世とあの世という
雲よりもさらに遠い距離に
打ちひしがれると同時に
だからさ、君もさ、もういいんだよ
と前に進もうとする気持ちが
交じり合っています。
幽霊になった僕は
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうだろう
きっと君には見えない
「もういいんだよ」
と君に言いながらも
主人公は幽霊になって
何度も遠くの君を見に行くのです。
きっと、いつまでも見守っているのでしょう。
それだけ、大切な存在だったのでしょう。
感想
亡くなってもなお
君を想い続ける主人公に
心を打たれるような歌詞だったと思います。
また、ここで登場する主人公は
他楽曲「言って」で
亡くなった男の子という説があります。
そう考えると
更に深い解釈ができますね。
深い、、、
【ヨルシカ／雲と幽霊】
MVと歌詞の意味の解釈でした！(‘ω’)
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