2番
僕はついにもうやめてしまったんだ
本当にもう面倒くさくなった
YouTubeかなんか流したまんま
目を瞑っていた
そしてそのまま眠ってしまっていた
散らかった部屋 その真ん中
ソファーで一人空っぽになっている
動画サイトのお笑い芸人がおちょけるのを
ただボーっと眺めていると
いつの間にか眠ってしまった
どんなに騒いだって、
全ての行動は自己愛に起因している。
それに気付いたから、
ぼんやりと憂鬱を抱えながら、
眠りにつく。
白い布を羽織っていた
不思議な感じだった
周りに続いて沖へ歩いていた
急に爆音で木琴が鳴って呼吸を失った
ソファで目覚めた
ふとみると君からの着信だった
みんな死装束で沖に向かって歩いている
不思議と怖くなかった
僕もそれにつられて歩いていると
大きな音で木琴の音が鳴って
意識を失った
夢だったのかとソファで目覚めると
iPhoneの木琴の着信音が鳴っていて
画面に表示された名前に
どこかホッとしていた
上の文で描かれるのは、
眠りについた後に見た夢。
時間の儚さを感じていた主人公は、
同じように終わりのある
命の儚さを感じていたのでしょうか。
「君」とは恋人のこと。
- 夢であったこと
- 君から連絡がきたこと
にホッとして目が覚める。
これもまたありきたりな情景ですね。
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サビ2
僕らはいつだって
勘違いばっかで
幸せはいつだって
そのおかげだったんだ
かなり皮肉な表現ですね。
夢中になっていることも、
時間が経てば忘れてしまう。
ワイワイして盛り上がっていても、
一歩引いてみると、熱は冷めてしまう。
大したことない事象ばかりだと気付く。
だから勘違いとある。
しかし、その勘違いのおかげで楽しめているし、幸せを形成できていることに気付く。
3番
追い風を追い抜いてゆくように
思い通り遠い方に行こう
あの雲切り裂く大胆なイメージで
思い出しても辛くないように
荷物で重たくないように
僕らはいつも わざと置いていて
忘れてしまうんだだから忘れる為に先を急ぐんだ
空を飛ぶために 重たいものを捨てていく
いつでも 好きな時に 好きな場所に
行けばいい 目指せばいいこれからも人生は続いていく
勘違いで幸せで感じるほど、
ちっぽけな僕らにも良いところがある。
それは身軽だということ。
自分を「無」に近いものだと認識することで、失うものより得るものの多さを感じることが出来ている。
青春が過ぎ去っていくのは寂しいけど、
新しいものを掴むために、
前に進んでいくしかない。
感想
本人の解釈を含め、改めて読み解いて感じましたが
椎木の情景を描く能力が秀逸過ぎる。
ここまで人間の根の部分に触れるように
情景を描ける人物を私は知りません。
誰もが感じたことがあるであろう
「惜春」
ほんのり残る寂しさと、
新たに芽生える希望
を感じました。
【My Hair is Bad/惜春】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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