TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【Official髭男dism/I LOVE…】歌詞の意味を徹底解釈!親から子への愛情に感動が止まらない。

【Official髭男dism(通称:ヒゲダン)】

「I LOVE…(アイラブ…)」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

 

本楽曲は恋人同士はもちろんのこと、友人、家族、ペット、同僚、性別などに向けたさまざまな「愛」が当てはまるのですが、本記事では親から子供に向けての愛という視点で考察を行っていきます。

 

サルー
サルー

こうして歌詞の情景を読み取っていくことで、驚くほどのピントが合い、いっそう感動したので、是非とも共有したくなった所存です。

スポンサーリンク


楽曲の基本情報

今回紹介していく「I LOVE…」は、人気沸騰中の国内バンド、Official髭男dismのシングル曲。

 

また同楽曲は上白石萌音と佐藤健が共演するTBSドラマ「恋はつづくよどこまでも」主題歌の表題曲であり、そのために書き下ろされたナンバーになります。

 

つまり楽曲に込められたメッセージを真に読み取っていくためには、大まかなドラマの理解が必須なのですが、、、これに関してはOfficial髭男dismさん本人がコメントを残しています。それが以下。

 

今回、「I LOVE…」という曲を作りました。

主人公の恋心にリンクし、ドラマに彩りを添えることができたらと思うのと同時に、楽曲における“LOVE”の意味を広く歌っています。恋人同士はもちろんのこと、友人、家族、ペット、同僚、性別など対象を問わない“LOVE”についての歌です。

リスナーの皆さんにとっての大切な存在を思い浮かべながら聞いていただけたらうれしいです。

 

この前情報だけで、楽曲の雰囲気に共通する愛の深さが伝わってくる。MVでも世界中に存在するたくさんの愛の形が描かれていましたね。

 

髭男が綴る「広義的な愛(LOVE)」はどのように表現されているのでしょうか。

 

サルー
サルー

さっそく楽曲考察に移っていきましょう。

楽曲名「I LOVE…」とは

まずは楽曲タイトルについて

「I LOVE」とはシンプルに和訳すると

私は愛している。

という意味になります。

 

楽曲タイトルとしての「I LOVE」も間違いなく上記の意味であるのですが、語尾に敢えて付けられた「…」が奥ゆかしさを感じさせますね。(この…の意味に関しては歌詞考察中でも触れていきます)

 

作詞作曲を担当した藤原さんは

と自身のTwitterにてコメントを残しています。

 

愛ひいては感謝の歌。

藤原さんはそれをどのように言語化したのでしょうか。

 

サルー
サルー

いよいよ歌詞に迫っていきます。

スポンサーリンク

歌詞

僕が見つめる景色のその中に
君が入ってから 変わり果てた世界は
いつも卒なくこなした日々の真ん中
不思議な引力に逆らえず崩れてく

I Love なんて 言いかけてはやめて
I Love I Love 何度も

高まる愛の中 変わる心情の中
燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな
イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう
こんなに鮮やかな色彩に
普通の事だと とぼける君に言いかけた
I Love その続きを贈らせて

見えない物を見て笑う君の事を
分かれない僕が居る
美しすぎて目が眩んでしまう
今も劣等感に縛られて生きている

I Love I Love 不恰好な結び目
I Love I Love 手探りで見つけて
I Love Your Love 解いて 絡まって
僕は繰り返してる 何度も

レプリカばかりが飾られた銀河
カーテンで作られた暗闇
嘆く人も居ない 鼠色の街の中で
I Love その証を抱き締めて

喜びも悲しみも句読点のない想いも
完全に分かち合うより
曖昧に悩みながらも 認め合えたなら

重なる愛の中 濁った感情の中
瞬きの僅かその合間に
君がくれたプレゼントはこの
やけに優しい世界だ
イレギュラー

独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう
こんなに大切な光に
普通の事だと とぼける君に言いかけた
I Love その続きを贈らせて

受け取り合う僕ら
名前もない夜が更けていく

作詞作曲:藤原聡

スポンサーリンク

歌詞の意味・解釈

1番

僕が見つめる景色のその中に
君が入ってから 変わり果てた世界は
いつも卒なくこなした日々の真ん中
不思議な引力に逆らえず崩れてく

I Love なんて 言いかけてはやめて
I Love I Love 何度も

まず前提として、冒頭文でも述べたように

親から子供に向けての愛

という視点を軸にして歌詞の考察を進めていきます。

 

生きている景色に君が入ってきた瞬間、つまりは君がこの世に生まれてきてくれた瞬間、僕の世界は一変する。

 

1番では

僕から見た君の輝き

が強く強調されて描かれており、自分を変えてしまうほどの影響力を持つ存在の大きさ、ひいては出会えたことの喜びがこれでもかと言うくらい凝縮されています。

 

不思議な引力で君へ吸い込まれる僕は、いつも君のことばかり考えている。

それくらい君に対する愛は絶対的なもの。

 

サルー
サルー

これから展開されていく歌詞はさらに愛に溢れています。歌詞を追っていきましょう。

サビ1

高まる愛の中 変わる心情の中
燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな
イレギュラー

藤原さんは楽曲について「人生を彩る全ての大切な存在へ」とコメントを残していましたが、まさに「彩る」という言葉通りに色彩的な表現で心情の表現がなされています。

 

特に秀逸的なのは

水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具

という歌詞表現であると個人的に思っており、本来「透明」であった水の中に「色鮮やかなインク」が混じった。

 

つまり言い換えれば“卒なくこなした日々の中”“愛の色で溢れた君”が飛び込んできたことを巧みに表現しているのです。インクが滲んだようなジャケット写真の伏線回収ですね。

 

こんなにも燦然(キラキラした)存在がいるなんて、僕にとっては本当にイレギュラー。予測の範疇を超えた愛おしさは、まさに人生の例外。

独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう
こんなに鮮やかな色彩に
普通の事だと とぼける君に言いかけた
I Love その続きを贈らせて

ここの歌詞に関しては

  • 子供に対する愛情
  • パートナーに対する感謝

のどちらに当てはめても筋が通る、とにかく感謝と愛情に溢れた内容だなと感じました。

 

君にとっては普通のことかも知れない。

だが僕にとっては君の存在が、ひいては当たり前に一緒にいてくれる家族の存在が心から嬉しいものなのだ。なんせ家族は人生に色を与えてくれた特別な存在なのだから。

 

ここでふと感じたことが1つ。

それは藤原さんが綴る色彩的な愛情表現ってとても素敵だなと。

 

というのは別楽曲「ビンテージ」でも

好きな色なんか特段ないけど
人生が絵画だったならどうだろう?
君との時間を重ねることでしか
出せない色がきっと好きだ

と、色を重ね合わせること=愛情を時間をかけて交換することだと定義していましたが、「I LOVE…」でも同じように、君のおかげで彩れる色彩、それに対する感謝がヒシヒシと伝わってきます。

 

サルー
サルー

ほんとに愛に溢れている楽曲だ…

さらに歌詞を追っていきましょう。

2番に続きます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

  1. すずか より:

    毎回解釈見させてもらっています!さるーさんの解釈本当に素敵です…!
    私は恋愛のことについての解釈でしか考えられなかったのですが、まさかそんな視点があるとはと驚きました。たった一言「I LOVE 」には藤原さんのいろんな気持ちが込められていて、さるーさんのおかげで改めて髭男のことをもっともっと好きになりました!
    これからもさるーさんの考察楽しみにしています!

  2. りょう より:

    素敵な解釈ですね!

    ただ2番は僕は違う解釈でした。
    もっと切なさを感じてるのかなと。

    自分が見えなくなってしまった世界を感じれられる子供に対し、眩しいくらいの純粋さを感じ、それが分からない自分自身に劣等感を感じている。

    なんとか君の世界観に近づきたくて君との間にある結び目を見つけて解いては絡まる、そんな事を繰り返してる。

    大人たちが作ったレプリカだらけの世界、人工的に作られた暗闇、まるで白黒みたいな無機質な世界かもしれないけど、自分があなたを愛してることが生の証なのだとかんじて、あなたを抱きしめる。

    という理解でした、その方がラスサビにつながるかなと。
    とにもかくにも想像力かきたてるいい歌詞ですよね!

  3. 匿名 より:

    素敵な解釈ですね!
    いろんな解釈ができそうです。

    僕は大前提としてなぜI LOVE YOUとはっきり言えないのか、と言う疑問が残ります。

    子が親に対してI LOVE YOUとはっきり言えないなんてことはないと思います。

    僕はプリテンダーで言われるのと同じく不倫の歌だと思ってます。もしくは教師や生徒など世間的に歓迎されないような関係。
    はっきりI LOVE YOUと言ってしまえない苦悩があると感じます。
    どう言う関係なのか、不格好な結び目を解いて、絡まって、、、

    逆に名前のある夜は誰と過ごしているのだろうとか考えます。

    このI LOVE…とプリテンダー、イエスタデイも不倫の歌だと思ってます。

    藤原さんは法の前に人として愛してしまうことと現実の世界での狭間の心情を歌っているからヒットするのだと思います。

    今世間からめちゃくちゃ叩かれる不倫ですが、それを含めながら楽曲に乗せてヒットさせ、国民的歌番組である紅白で歌ってしまう藤原さんはさながらバンクシー的な天才感を感じます。

    雑誌などのパブリックコメントも仕掛けの様な気がしてなりません。

    ちなみに不倫は当事者同士の問題で肯定も否定もしませんが、反倫理的行為であって、反社会的行為とは言わないかと。

  4. サルーサルー より:

    すずかさん、りょうさん、匿名さんコメントありがとうございます。

    本当にたくさんの線で考察ができそうですよね。個人的にプリテンダー等の全楽曲の世界観と同じように捉える考察が「なるほど~」となりました。面白いです!( ..)φメモメモ

タイトルとURLをコピーしました