【Official髭男dism】の
「日曜日のラブレター」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
・溢れ出る主人公の愛情
・歌詞に込められている教訓
が見どころになっています。
是非最後までご覧ください。
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楽曲の基本情報
今回紹介していく「日曜日のラブレター」は、ヒゲダンのアルバム『MAN IN THE MIRROR』の収録楽曲であり、別楽曲「ゼロのままでいられたら」と関係性の深いナンバーです。
実はインタビューにて藤原さんが
“ゼロのままでいられたら”は、遠距離恋愛をしているカップルを女の子の目線で描いています。“日曜日のラブレター”は、男の子の目線です。ストーリーとかシチュエーションを作る描き方は、好きなんですよ。
と楽曲についてコメントを残しています。
以前『ゼロのままでいられたら』の考察も行ったのですが、そこから感じられたのは“ずっと一緒にいたいと願う女の子側の愛情の深さ”でした。
日曜日のラブレターではその愛情に応えるべく、思いやりを行動に移す男性主人公の姿が描かれています。
かなり心が温まる楽曲です…
ではさっそく楽曲考察に移っていきましょう。
楽曲名「日曜日のラブレター」とは
楽曲の基本情報の欄で述べたように
遠距離恋愛のカップル
を題材として楽曲制作がなされています。
『ゼロのままでいられたら』の歌詞考察結果から明らかになったのですが、2つの楽曲ストーリーで描かれるカップルは「週末の土日だけ会える」という制限があります。
そのため「日曜日のラブレター」は
離れる前に君に残しておく愛情。
として解釈することができる。
「離れると余計に胸が痛いよ」と嘆く君を想って綴るラブレターなのです。
楽曲背景だけで素敵すぎますね。
では、本題の歌詞に迫っていきましょう。
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歌詞
隣で寝息が立ってる 静かにそれを聞いてる
昼下がりのとても小さな幸せ
パソコンが僕を急かしてる
「今日くらいは…」と無視をする
もう少しだけ横になって耳を傾けたら青いインクのボールペンと
カバンに忍ばせた言葉を
こっそり出して夜になる前にキスしてるみたいに手紙を書こう
素直に君思う気持ちを
ノートの二枚目ちぎって
恥ずかしがらずに
君が明日の朝も笑っていられるよう
枕の下にありったけの愛を
ほら 読んでみて
愛しくなるよ 何度でも隣で寝息が立ってる その隣で窓が泣いてる
合わさって物悲しいその調べ
パソコンが僕を笑ってる
これくらいが丁度いいと思う
秒針のうるさい時計も もう気にならないんだ幸せな日々が続いたら愛の言葉も挨拶になる
砕けた言葉の破片で傷つけぬようキスしてるみたいに手紙を書こう
いつになく綺麗な字で書こう
選んだ言葉に悔やんだら丸めてやり直して
君と僕が明日も手をとりあえるように
日々の感謝とありったけの愛を
ほら 読んでみて 愛しくなるよ 何度でも空にラララ歌えば泣き虫な雲も晴れるさ
心も紙くずみたいに
ぐしゃぐしゃになったけど今は
来月も来年もずっと
虚しさだけの夜明けも
なんてことない 乗り越えられそうキスしてるみたいに手紙を書こう
素直に君思う気持ちを
ノートの二枚目ちぎって 恥ずかしがらずに
君が明日の朝も笑っていられるよう
枕のしたにありったけの愛を
ほら 読んでみて 愛しくなるよ 何度でも作詞作曲:藤原聡
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歌詞の意味・解釈
1番
隣で寝息が立ってる 静かにそれを聞いてる
昼下がりのとても小さな幸せ
パソコンが僕を急かしてる
「今日くらいは…」と無視をする
もう少しだけ横になって耳を傾けたら
まず1番は
日曜日の昼に主人公が目覚める瞬間の情景
から歌詞が展開されていきます。
隣で寝ている君の寝顔を眺めて愛しさを感じている主人公は些細な幸せを感じている。噛みしめるように感じる幸せからは、もうすぐ離れないといけないという微かな寂しさが入り混じっているように思えます。
パソコンが僕を急かしている
というのは
- 仕事上やらないといけない課題が残っていること
- 彼女との夢のような世界から現実に戻ってくるように誘われていること
を示しており、もう少し幸せな時間を堪能したい主人公は「今日くらいは…」といって、彼女を優先します。
情景表現が細かく、なおかつリアルですね。
青いインクのボールペンと
カバンに忍ばせた言葉を
こっそり出して夜になる前に
離れ離れになる前に彼女に愛を伝えたい。
なんかいい方法はないかと考えた結果、閃いた主人公はおもむろにボールペンを取り出します。
上記の物語の流れから、愛情あふれるサビに繋がっていきます。
サビ1
キスしてるみたいに手紙を書こう
素直に君思う気持ちを
ノートの二枚目ちぎって
恥ずかしがらずに
君が明日の朝も笑っていられるよう
枕の下にありったけの愛を
ほら 読んでみて
愛しくなるよ 何度でも
「キスしてるみたいに手紙を書こう」
インパクトの強い一文からサビが展開される。
まずはこの部分を徹底解釈していきましょう。
キスしているみたいという形容には
- キスするように愛情を込めていること
- キスするようにさりげなく書くこと
という二つの意が込められているのではないかと筆者は解釈しています。
二つの意のうち「愛情を込めている」というのは、一般的に連想しやすいものかなと思いますが、繰り返し聴くうちに「さりげなさ」の意も込めているのではと感じたわけです。
なぜなら歌詞中の二人のように愛し合っている二人にとって、キスは挨拶と同じくらい「さりげないもの」だからです。
また一概に「さりげなさ」と言っても、手紙の内容をさりげなくするという意味ではなく、手紙を書く行動をさりげなくするという意味で今回は述べている所存です。
つまり
日常から愛情表現をしていきたい
という意も込められているのではと考えています。
一文だけでここまで深読みができる歌詞・物語を書いた藤原さんが凄いなと改めて。
後に綴られる歌詞も主人公の愛情が溢れている。
細かい部分ですが「ノートの二枚目をちぎる」という歌詞からは、自分の愛情を可能な限り正確に伝えたいという真摯さが伝わりますし、「枕の下に入れる」という行動からは彼女が喜ぶ姿を想像している幸福が伝わります。
どれだけ素敵な物語なんだ
日曜日のラブレター、、、
さらに2番に続いていきます。
歌詞を追っていきましょう。
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