【Official髭男dism／日曜日のラブレター】歌詞の意味を徹底解釈！遠距離恋愛を男目線で描く！ - 脳MUSIC 脳LIFE

隣で寝息が立ってる　その隣で窓が泣いてる
合わさって物悲しいその調べ
パソコンが僕を笑ってる
これくらいが丁度いいと思う
秒針のうるさい時計も　もう気にならないんだ

２番の歌い出しは

という複雑な感情が絡み合った歌詞が展開されます。

時間軸は手紙を書いているうちに確実に進んでいる。すなわちお別れの時間が近づいてきています。

しかし自分の愛情を手紙に写すことに精一杯な主人公は、時間の進みをものともせずに、とにかく熱心に手紙を書き続ける。

幸せな日々が続いたら愛の言葉も挨拶になる
砕けた言葉の破片で傷つけぬよう

サルー

ここの歌詞が深い。

幸せな日々が続いたら愛の言葉も挨拶になる

という詞が個人的にかなり刺さったのですが、実はこの部分の解釈は藤原さんがインタビューにて取り上げていました。それが以下。

長年一緒にいると感謝の気持ちとか、好きであるという気持ちを伝えなくなるじゃないですか。だから気持ちをちゃんと見直して、ちゃんと伝えようという想いをこめています。

どこまでも丁寧かつ熱心に手紙を書く主人公の裏には、このような想いが込められていたのです。裏を返せば“当たり前の存在故の「慣れ」や「てきとうさ」は愛を脅かしてしまぞ”という教訓とも受け取れますね。

サルー

まさにその通りだと共感しました。深い。

キスしてるみたいに手紙を書こう
いつになく綺麗な字で書こう
選んだ言葉に悔やんだら丸めてやり直して
君と僕が明日も手をとりあえるように
日々の感謝とありったけの愛を
ほら　読んでみて　愛しくなるよ　何度でも

サビ１と同じように手紙を書く主人公の情景で歌詞が構成されています。

を一滴もこぼさず伝えることができるように、納得がいくまで何度も手紙を書き直しています。

明日から物理的な距離が離れるとしても、手紙を書き残しておくことで心を繋げようとしているのです。「君と僕が明日も手をとりあえるように」という歌詞から遠距離を凌駕していこうという主人公の想いがくみとれます。

空にラララ歌えば泣き虫な雲も晴れるさ
心も紙くずみたいに
ぐしゃぐしゃになったけど今は
来月も来年もずっと
虚しさだけの夜明けも
なんてことない　乗り越えられそう

３番は離れたあとの君を想って詞が綴られる。

泣き虫な雲＝１人を悲しむ君

であり、自分の手紙を読むことで笑顔になる君を想像しているのです。

サルー

「ゼロのままでいられたら」の考察で別れを悲しむ彼女に入り込んだだけあって、この手紙で彼女が救われる姿が目に浮かぶ。

キスしてるみたいに手紙を書こう
素直に君思う気持ちを
ノートの二枚目ちぎって　恥ずかしがらずに
君が明日の朝も笑っていられるよう
枕のしたにありったけの愛を
ほら　読んでみて　愛しくなるよ　何度でも

「ゼロのままでいられたら」で女性主人公は

と、抱えきれない寂しさをあらわにしていた。

そして「日曜日のラブレター」で男性主人公は

と、抱えきれない思いやりを行動にしていた。

「日曜日のラブレター」および「ゼロのままでいられたら」は、愛情ゆえに寂しい彼女と、それを感じ取って少しでも幸せを与えようとする彼から生まれた愛に溢れた遠距離恋愛の物語だったのだ。

感想

はじめて日曜日のラブレターを聴いたときは、サビの歌詞表現が素敵だなくらいにしか解釈していなかった私でしたが、ゼロのままでいられたらと繋がっていると知ったときは、かなり衝撃的でした。

好きな楽曲と好きな楽曲が繋がる。

この感覚はマイヘアの真赤と卒業以来でした。

この楽曲をきっかけに、大切な人への愛の言葉が挨拶になってしまっている方は、ラブレターなんて書いてみてはいかがでしょうか？素敵な気分になれるかも知れませんよ。私はできません。

【Official髭男dism／日曜日のラブレター】

歌詞の意味の解釈でした！(‘ω’)