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【Official髭男dism/パラボラ】歌詞の意味を徹底解釈!新生活を迎えたあなたへ。

【Official髭男dism(通称:ヒゲダン)】「パラボラ」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔新生活や新学期を迎えるあなたに刺さる歌詞
✔パラボラというタイトル名の意味
✔藤原さんの言葉選びの秀逸さ

 

サルー
サルー

タイトルも歌詞も、藤原さんのこだわりが凝縮されていました。ぜひ最後までお読み下さい。

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新生活に対する期待と不安

今回紹介していく「パラボラ」2020年カルピスウォーターCMソングとして起用された楽曲。イメージCMでは女優の永野芽郁が新社会人を演じており、失敗にめげず前向きに進もうとする姿が描かれています。

 

これこそが本楽曲のイメージ。というのも作詞を担当したボーカルの藤原さんが楽曲について以下のように語っています。

 

この楽曲は新しく新生活が始まる方、あとは学年が上がって次のクラスに進む方、色んな新しいタイミングっていうのがあると思うんですけどそういうみんなの、ちょっとした不安なこともあるし期待感もあるし、そんな混ざった感情を描きたくて作りました。

その少しの甘酸っぱさと爽やかさが「カルピスウォーター」が持つまっすぐさ ピュアな印象とすごくリンクしているんじゃないかなと思っています。

ただ明るくて前向きなだけっていう訳じゃなくて、やっぱり悩んだり迷ったりしながらも「まっしろ」な自分だから、「まっしろ」な時間だから、時期だから体験できる人生というものを描けたんじゃないかなと思っています。

 

サルー
サルー

新生活に対する期待と不安。誰しもが経験したことのある、もしくはこれから経験していく感情ですね。楽曲の輪郭が見えてきたところで本題の楽曲考察に移っていきましょう。

楽曲名「パラボラ」とは

「パラボラ」とはパラボラアンテナ(上の写真)の略であり、放物線という意味を持ちます。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

ただ疑問になってくるのがなぜ本楽曲においてパラボラというタイトル名が起用されているのかですが、ここに関して理数系出身の筆者は一発でピンときました。

 

まずこちらは数学で習うであろう二次関数(y=ax²)のグラフになるのですが、このカーブと同じ原理が「パラボラアンテナ」でも利用されてます。

 

さらに言うと、二次関数をグラフにした上のカーブを放物線と呼び、パラボラ(parabola)も同様に放物線の意味があります。

 

そして勘の良い方は「お?」と気付いているかも知れませんが、本楽曲には「まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も追い越すような軌跡を描いてみせるよ」という歌詞があります。

 

軌跡とはその人やある物事のたどってきたあとのことで、新生活がスタートした主人公の成長する足跡といったところでしょう。とはいえ文章だけだとこんがらがるかも知れないので、私の頭の中の解釈を下図に表してみました。

 

簡易的ですがこんな感じです。つまり本楽曲におけるパラボラ(放物線)は、成長曲線のことなのではないかと。理想像も追い越すような軌跡です。

 

また二次関数のy=ax²は見た通り、二乗が使われているため、y=axの一次関数に比べ爆発的に数字(y)が大きくなります。これは将来の大きく成長する意志を表しているのではないかと考えています。

 

サルー
サルー

タイトルだけで深すぎる… では続いて歌詞を見ていきましょう。

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歌詞

段ボールだらけから幕開けた日々は
想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる

片づくことを知らない
この部屋はなんだか
他の誰かの暮らしから
借りてきたみたいだ

まっさらなノートの上
一文字目を書き出すようにして
期待感と不安感が混ざった
インクに浸した心で

互い違いに歩き出した僕の両足は
どんな未来のアスファルト
踏みしめていくんだろう

靴底を擦り減らしてドアの向こう側
まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も
追い越すような軌跡を描いてみせるよ
いつかきっと いつかきっと

思い違いだらけのメチャクチャな過去を
振り返るたび未熟さにむず痒くなるけど

定規で書いたような
将来の雛形を知らぬ強さに
何故だか僕らは
不可思議に救われたりする

暗い部屋に鳴り響いた誰かの鼻歌
声ですぐにわかったよ
ずっとここにいたんだろ

君が僕に歌い継いだいつかのララルラ
胸ポケットで密かに
呼吸をしている夢ならば
必ず僕がちゃんと叶えておくよ
固い誓いを いまたてよう

互い違いに歩き出した僕の両足は
どんな未来のアスファルト
踏みしめていくんだろう
靴底を擦り減らしてドアの向こう側
まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も
追い越すような軌跡を描いていけるよ

そして遥か先をゆく
どっかの僕が迷わないように
眩い光放ってみせるよ
いつかきっと いつかきっと

作詞:藤原聡

歌詞の意味・解釈

1番

段ボールだらけから幕開けた日々は
想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる

片づくことを知らない
この部屋はなんだか
他の誰かの暮らしから
借りてきたみたいだ

まず歌い出しで描かれているのは

新生活のスタートに困惑する情景

といったところです。

 

新居地にやってきた主人公は過ぎ去っていく時間に気おくれを感じつつも、未だ環境の変化についていけないでいます。馴染んでない様子を表す「他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ」という歌詞がとても秀逸的。

 

サルー
サルー

私も一人暮らしを始めたばかりのときは、いつもと違う環境にソワソワしていました。共感深い。

まっさらなノートの上
一文字目を書き出すようにして
期待感と不安感が混ざった
インクに浸した心で

ここもまた歌詞の秀逸さが光る部分で、新生活に対する期待と不安が一文字目の緊張感に込められています。まっさらなノートというのが、その緊張感を引き立てる役割を果たしていますね。

 

またインクという言葉選びも注目したいポイントで、インクを出しすぎれば滲んじゃう、逆にインクを出せないとかすれちゃう。そんなコントロールの難しさは、慣れていない新生活と同調しているのでしょう。

サビ1

互い違いに歩き出した僕の両足は
どんな未来のアスファルト
踏みしめていくんだろう

靴底を擦り減らしてドアの向こう側
まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像も
追い越すような軌跡を描いてみせるよ
いつかきっと いつかきっと

サビで描かれているのは

未来の不安と期待、その末の希望

といったところです。

 

「アスファルトを踏みしめていく」さまは、軌跡を描いていくさま、つまり放物線(パラボラ)を描いているさまを表しています。

 

楽曲タイトル名の欄で詳しくお話ししましたので深堀りはしませんが、理想像(目標地点)まで未来の成長曲線という放物線に乗って、辿り着こうとしているのです。

 

サルー
サルー

「大きく成長してやる!」という意気込みが伝わってきます…!

 

続いて2番に移ります。2番でもこれまた奥ゆかしい感慨深い歌詞表現が続いていきます…

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コメント

  1. たや より:

    分かりやすかったです!
    ありがとうございます

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