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【あいみょん/双葉】歌詞の意味を徹底解釈!最高に”あいみょん”らしい18祭披露曲。

【あいみょん】「双葉」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 若者に向けて綴った想い

✔ 最高の ”あいみょんらしさ”

 

骨助
骨助

一度限りのステージで披露された優しい一曲。一つ一つの歌詞に注目しながら、その魅力を紐解いていきます!

 

 

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「あいみょん18祭」披露曲

今回紹介していく「双葉」は、2022年3月23日放送のNHK「あいみょん18祭」で披露された楽曲です。

3月24日には配信リリースもスタートしており、3月31日にはMVの公開も決定しています。

 

18祭は18歳世代の若者1000人が集まり、憧れのアーティストと一夜限りのステージを作り上げる、年に一度だけの特別な番組です。

プロジェクト開始以降、2016年ONE OK LOCK、2017年WANIMA、2018年RADWIMPS、2019年[ALEXANDROS]という曹操たるミュージシャン達と共に数々の名曲が誕生してきました。

2020年度はコロナの影響で中止になったため、2021年度の今回は2年ぶりの18祭。

コロナ禍で対面での演奏が難しかったこともあり、リモート会議システムで1000人が集まって楽曲を披露するという異例の開催となりました。

 

参加者たちから送られてくるメッセージやパフォーマンス動画を見て、ひとりひとりの想いと向き合って制作されたという楽曲「双葉」。

あいみょんさんは楽曲について、「不完全燃焼の青春だったかもしれないけれど、大人になることをポジティブに考えてほしい」とコメントされていました。

 

一体どんな楽曲になっているのか、ここでは歌詞を見ながら考察していきます。

 

骨助
骨助

さっそく本題の歌詞を見ていきましょう…!

歌詞

サヨナラが近づいている
その意味に悩まされる
八の字に曲がった君の眉が
懐かしい 思い出すよ

出会いの記念日 荒れた頬に
あたたかいキスをくれたね
泣きベソの顔ひどく汚れて
一緒に笑ったよね

もう覚えている
全部が青になる
あの日よりも少し遠くで
今伝えたいことが

君も大人になったら
恋をするんだよ
運命の人に出会うまでは
傷が絶えないかもだけど
悲しみなんかは
気づけば雨になる
心耕し 花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉

約束の春が訪れて
あたたかい空気をこぼして
まるで君との会話みたいで
幸せ、って今思ったよ

ずっと忘れないで
胸の中に落ちて
誰も知らないところで
いつかまた 瞳を覗かせて

君が大人になったら
見つけるその夢を
限りなく側で見ていたくても
もう叶わないらしいからさ
喜び全部を空に巻き散らして
目には見えない愛を降らせて
伝えて欲しいよ双葉

涙の謎を教えて
もう一度会いたいけれど

君の夢の中へ
遊びに行くからね
心の傷も酷い言葉も
受け止めてあげるぞ

君も大人になったら
恋をするんだよ
運命の人に出会うまでは
傷が絶えないかもだけど
悲しみなんかは
気づけば雨になる
心耕し 花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉
可愛く揺れなよ 双葉

可愛く揺れなよ 双葉

 

作詞:あいみょん

歌詞の意味・解釈

1番

サヨナラが近づいている
その意味に悩まされる
八の字に曲がった君の眉が
懐かしい 思い出すよ

今回の楽曲は先ほど説明したように、主に18歳世代に向けて歌われている楽曲です。

 

高校卒業を迎え、今まさに仲間たちと共に過ごす日々が終わろうとしている。

今はまだそれがどういうことなのかよくわからないし、実感もわかない。

 

そんな思春期の感情を回想しながら、楽曲は進行していきます。

 

出会いの記念日 荒れた頬に
あたたかいキスをくれたね
泣きベソの顔ひどく汚れて
一緒に笑ったよね

青春という輝かしくも漠然とした概念を、具体的に、それでいて誰にでも伝わる形で言葉にした歌詞だと思います。

 

《出会いの記念日 荒れた頬に あたたかいキスをくれたね》

ここでは曲を聴いている人が実際に出会いの記念日にキスをされたかどうかなんてことはどうだってよくて、ただなんとなく、そんな若くて青い思い出があったなと感じられる不思議な歌詞。

若さゆえにニキビで肌が荒れているんだな、とわかるように、細かい部分の描写も流石というほかありません。

 

こういった具体的だけど抽象的でポップな出来事の切り出し方はあいみょんの魅力の一つだと感じています。

 

もう覚えている
全部が青になる
あの日よりも少し遠くで
今伝えたいことが

ここまで青春という漠然としたものが繊細に描かれてきましたが、この歌詞ではそんな青春が少し遠くの過ぎ去った出来事として描かれていることがわかります。

 

《あの日よりも少し遠くで 今伝えたいことが》

この楽曲は主にあいみょんの視点で、あいみょんが青春を振り返って、今若者たちに伝えたいことを綴っているのです。

 

サビ1

君も大人になったら
恋をするんだよ
運命の人に出会うまでは
傷が絶えないかもだけど
悲しみなんかは
気づけば雨になる
心耕し 花が咲くまで
可愛く揺れなよ 双葉

同じ18祭のこの舞台で、例えばWANIMAは「今はまだ未完成でいい」と歌い、RADWIMPSは「これからの人生をどう生きるのか」という答えの無い問いを残しました。

 

そんな中、同じ特別な舞台に立ったあいみょんが今18歳世代に伝えたいこと。

その第一声が「君も大人になったら恋をするんだよ」だというのが、ちょっと拍子抜けな感じもするし、それでこそあいみょんだという感じがして最高です。

人生の指針を示すわけでも道徳を説くわけでもなく、ただ「恋をしてね」と。

あいみょんってそうだよなとどこかで納得すると同時に、なんだか安心感を覚えるような温かい歌詞ですね…

 

《可愛く揺れなよ 双葉》

ここで楽曲タイトルにもなっている「双葉」というワードが登場します。

普通に考えたら若者たちに向けた歌なんだし「若葉」でよさそうなものですが、なぜわざわざ「双葉」なのでしょうか。

このタイトルについてネット上で少し話題になっていたのが、「18」という数字の8を1の上に横向きに乗せたら双葉になるから「双葉」なのではないか、という説。

真相は定かではありませんが、だとするならば18祭で披露される楽曲のタイトルとしてぴったりな感じもしてきます。

 

2番

約束の春が訪れて
あたたかい空気をこぼして
まるで君との会話みたいで
幸せ、って今思ったよ

ここからの歌詞も普遍的でポップなものでありながら、あいみょんが自分の言葉で若者たちに語り掛けているように映ります。

春が訪れ、あたたかい空気感の中で1000人の若者たちに囲まれながらこの曲を披露出来て、《幸せ、って今思ったよ》と。

 

18祭というコンテクストを離れれば、卒業ソングとして機能し得るような歌詞になっているところにあいみょんのポップシンガーとしての凄さを感じますね。

 

ずっと忘れないで
胸の中に落ちて
誰も知らないところで
いつかまた 瞳を覗かせて

幸せで最高のこの瞬間を、ずっと胸の中に。

そう歌い上げる歌詞の裏には、きっともう会えなくなるであろうという悲しい現実があります。

卒業にしろ18祭にしろ、その出会いは刹那的で、これから新しい思い出が作り出されることはないのです。

だからこそ、今この瞬間をずっと忘れないでいることしか望むことはできません。

 

骨助
骨助

2番のサビでは、そんな中でのあいみょんさんの切実な思いが綴られていきます。

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