3番
持て余して放り出した叫び声は
取るに足らない言葉ばかりが
並ぶ蚤の市にまた並んで行く
茶化されて汚されて恥辱の果て
辿り着いた場所はどこだ
蚤(のみ)の市とは、
ノミのようにどこからともなく人や物がわき出てくる様子を表現したと言われている。
主人公の反動・反抗(Riot)は、
大きな社会から見れば、しがないもの。
悔しいことに、まともに相手をしてくれる人はいなかったのです。
恥辱とは、名誉などを傷つけること。
主人公のプライドは
ズタズタに引き裂かれてしまいます。
誰しもが、
子供ゆえに大人がまともに取り合ってくれない
という目にあったことがあると思います。
そんな情景も含めているのではないでしょうか。
何度だって歌ってしまうよ
どこにも行けないんだと
だからこそあなたに会いたいんだと
今
ここは完全に米津さんを写しています。
何度だって歌ってしまうよ
どこにも行けないんだと
の部分に明確に表れています。
『どこにもいけない』
この言葉は米津玄師の他楽曲
- LOSER…「どこにも行けやしない」
- 恋と病熱…「どこにも行けない私を」
- メトロノーム…「どこへ行くのかな」
- シンデレラグレイ…「どこへ行けばいいの」
- 砂の惑星…「どこにも行けなくて」
と、たくさんの楽曲で同じように歌われています。
また、ピースサインに関しては
「遠くへ行け遠くへ行け」
と、どこにも行けない人
を後押ししています。
何度だって歌ってしまうよ
に納得がいきますね。
一歩が踏み出せない。
そんな自分を押してくれるあなた。
それを常に求めているのです。
ラストサビ
煩わしい心すら
いつかは全て 灰になるのなら
その花弁を瓶に 詰め込んで火を放て今ここで誰より 強く願えば
そのまま遠く 雷鳴に飛び込んで
歌えるさカスみたいな
だけど確かな バースデイソング
ここはサビ1と同じですね。
解釈は割愛させて頂きます。
感想
「TEENAGE RIOT」10代の騒動
まさにそれに値する内容でした。
10代というのは特に多感で
さまざまな感情に一喜一憂するものです。
そんな繊細な感情が、
米津さんらしい、美しくも深い歌詞
で表現されていましたね。
今や老若男女問わず、人気爆発中の米津玄師。
期待を越えていく楽曲を量産し続けますね。
今後も注目必須です。
まだの方はこちらも合わせてどうぞ。
【米津玄師/TEENAGE RIOT】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
灼熱じゃなくて病熱
恋と病熱ですね。大変失礼致しました。
ご指摘ありがとうございます。
面相じゃなくてメンソール
ご指摘ありがとうございます。修正致しました。