サビ2
風に吹かれりゃ流れちゃいそうな
私の勇気に 泣き出しそうだよ
声が枯れるまで愛を叫ぶような
真似ができたなら楽だったのかな
昔好きだった歌が今は
悲しく聞こえてもう泣き出しそうだよ
どうやって 眠るんだっけかな
びくびくして何もできない、
自分の勇気にげんなりしています。
「僕」も「私」も同じことを考えている。
それなのに、強がりな性格が邪魔をして、お互いにお互いの気持ちに気付けていないのです。
そしてお互いのパートで出てくる
「昔好きだった歌」は、もしかすると二人が一緒にいたときに、聴いていた「想い出の歌」なのではないでしょうか。
君との想い出を彩る歌だから、好きだった
しかし
君と別れてしまったから、悲しい歌に聴こえる
のです。
孤独で眠れない夜に、お互いが同じ歌を聴いている。切なさを通り越して、じれったい。しかし、本人たちはいたって真剣に感傷に浸っています。
スポンサーリンク
3番
君の横で 甘える人は
僕よりもうまくやれているの?
君の横で 笑う人は
私より君を うまく笑わせてるかい?
ここの歌詞がまた切ない。
部分的に見れば
僕≠君、私≠君
で、君に相手ができてしまったがゆえに、破局してしまった別々のカップルを描いているようにも思えますが、これまで述べてきた解釈に沿うとどうでしょうか?
想いを伝えれないまま
長い時間が過ぎていったことで
“きっと君には相手ができているのだろう”
と、勝手に想像しているだけ
かもしれません。
なぜ想像になるのかと言うと、もしも聞いてしまって本当にできていたときがこわいから。確認する勇気がないから。
二人の嫌になるほど強がりで素直になれない性格を考えると、その線も濃厚であるのではと思います。
ラストサビ
雨に打たれりゃ流れちゃいそうな
僕のこの勇気に 泣き出しそうだよ
愛でもlieでもなんでもいいから
無様になれたら楽だったのかな
昔好きだった歌が今は
悲しく聞こえてもう泣き出しそうだよ
そろそろ 眠らないと
お互いにできなかったことは
「愛を伝えること」
それができなかったばかりに
「泣き出しそうだよ」
という切ない感情を抱えていたのです。
無様になれたら楽だったのかな
の歌詞が胸に刺さりますね。
本当にそうなのです。どちらかがプライドを捨ててでも素直になれていたら結末はきっと変わっていたのでしょう。
でも、それができないのが性格。
ここまで素直になれない二人だから
「泣いた」や「泣き出した」ではなく
「泣き出しそうだよ」という、最後まで一線を置くようなタイトルなのかも知れません。
感想
いかかでしょうか。
切なさなんて通り越して
じれったくも、もどかしくもある二人。
第三者視点で見ている私たちからすると、想いを伝えれば楽になるのに。と思っちゃいがちですが、当人たちはいたって本気。
強がってしまって上手くいかなくなることなんて恋愛の場面では多々ありますよね。
そういう意味では、失恋後の2人が何より「リアル」に描かれていたのではと思います。
時間がある方はこちらもどうぞ。
【RADWIMPS/泣き出しそうだよ feat.あいみょん】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
スポンサーリンク
コメント