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【Official髭男dism/HELLO】歌詞の意味を徹底解釈! 大切な何かを思い出させてくれる曲。

【Official髭男dism(通称:ヒゲダン)】「HELLO(ハロー)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

・「HELLO」という呼びかけの意味

・「ヒーロー」とは誰のこと…?

 

骨助
骨助

忘れていた大切な何かを教えてくれる素敵な楽曲。是非最後までお読みください…!

 

 

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『めざましテレビ』 テーマソング

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今回紹介していく「HELLO」は2020年8月5日リリースのNew EP「HELLO EP」表題曲。

『めざましテレビ』テーマソングとして書き下ろされた楽曲で、1日の始まりにそっと背中を押してくれるような温かいナンバーとなっています。

 

作詞・作曲を担当した藤原さんは楽曲について、

1日を過ごす中で、もちろんうれしい出来事ばかりではなくて、目をそらしてはいけない問題や、頑張らなければいけないこともたくさんあると思います。その上で、自分が大事にしている夢をかなえるために、日々頑張っている人を肯定して応援できる、Official髭男dismらしい楽曲を作りました

とコメントを残しています。

 

骨助
骨助

底なしに明るい楽曲ではなく、あくまで目を逸らせない現実を踏まえて頑張っている人を応援している楽曲であるようです。

楽曲名「HELLO」とは

「HELLO」は英語圏での日常的な挨拶の一つ。

 

藤原さんはTwitterにて、

再会の合言葉
新しい世界への掛け声
渾身のHELLOが配信開始です!!
よろしくお願いします
でっかい所で響かせたい歌です。

とコメントしています。

 

「HELLO」再開の合言葉であり新しい世界への掛け声であるというのは一体どういうことなのでしょうか…?

 

骨助
骨助

さっそく歌詞を見ながら考察を深めていきましょう!

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歌詞

アンバランスなBGM 歌い出した僕ら
それだけの事が嬉しいのは
お世辞も背伸びも要らないただの僕らで
そのままでいいって 信じられたから

あのビルの屋上見下ろす
街中の景色でも敵いやしない感動
作ろう君と産声のようなハーモニーを

HELLO 360度 僕らを包むこの世のBeautiful
思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことを
そんなものもう必要ないと 気付かせてくれた僕のヒーロー
笑い合えただけで どうにもならないほど溢れるありがとう

それぞれの迷路の見取り図を僕ら互いの掌に委ねあってさ
人生に迷うたびに 不安や幸せの位置を見失わないよう 確認しようよ
インスタントの友情 ほころぶ 迫りくる本性 狂ってく感情
傷を 癒そう 孤独に飲まれてしまう前に

窓から差し込む太陽 そんな風に君をあたためるよ
後ろ指をさされ 正気の沙汰でないと 揶揄されたとしても
疑心暗鬼で凍てつく心を溶かしきったら続きを話すよ
ありふれた言葉じゃ もう表せないほどに猛る思いを

あのビルの屋上見下ろす街中の景色は1つの模様 さあ
探ろう君と 得体の知れない世界を 歩いて行こう

HELLO 360度 僕らを包むこの世のBeautiful
思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことを
決まり文句も座右の銘も 何も持ってない素朴なヒーロー
笑い合えただけで どんな場所へも肩を並べて行けるよ

HELLO HELLO HELLO
何度でも言うよHELLO

 

作詞:

歌詞の意味・解釈

1番

アンバランスなBGM 歌い出した僕ら
それだけの事が嬉しいのは
お世辞も背伸びも要らないただの僕らで
そのままでいいって 信じられたから

アンバランスなBGM。
それはきっと不格好なもので、人前で堂々と歌うのははばかられるような音楽なのでしょう。
ありのままの自分は、きっと他人から見れば綺麗なものではないはず。だから私たちは普段、人に見せられるバランスのとれた形に自分を変換して生活しているはずです。

 

でも、そんなアンバランスなBGMを歌い出した僕ら。

それはありのままの自分で居られていることを意味しています。

「僕ら」が一緒にいる間は、ありのままの自分でいてもいいんだと思える。
背伸びして綺麗な音楽だけを奏でなくってもいいんだって信じられる。

だから主人公は「アンバランスなBGM」を歌っている今の状況が嬉しいのです。

 

「僕ら」や「君」という歌詞が何度も登場しますが、二人の具体的な関係性(恋人とか友達とか)が曲中で示されることはありません。

そこには、リスナーが自分の思うように解釈するだけの余地が残されています。

 

 

あのビルの屋上見下ろす
街中の景色でも敵いやしない感動
作ろう君と産声のようなハーモニーを

ここでは産声のようなハーモニーを作ろう、と高らかに歌われます。

 

産声は赤ん坊が生まれてから最初にあげる鳴き声のこと。

その音自体は決してきれいなものではないでしょうが、その音はこの先待ち受けている無限の可能性を秘めた未来のスタートの合図として、美しく世界に響き渡ります。

 

ビルから見える街並みなんてものは所詮有限で決まりきったもの。

そんなものなんかよりもっと美しい、圧倒的で予測不可能な未来を共に描いていこう、とここでは呼び掛けられているのです。

 

サビ1

HELLO 360度 僕らを包むこの世のBeautiful
思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことを
そんなものもう必要ないと 気付かせてくれた僕のヒーロー
笑い合えただけで どうにもならないほど溢れるありがとう

ここまで「君」と呼んできた人物を、ここでは「ヒーロー」だと歌っています。

 

世界はまだ何も知らないことだらけ。

ふと人生を見まわしてみれば、これから自分で変えていけることだらけです。周りの価値観なんかでは測れない、もっと圧倒的なBeautifulが僕らを360度取り囲んでいます。

 

そんな世界なんだから、「無傷で生きるバリア」なんか必要ない。

 

いつしか私たちは他人に合わせて生きていて、傷つかないように必死に本当の自分を隠すようになっていたけれど、本当はそんなことをする必要なんかないのです。

世界には、周囲の視線なんかどうでもよくなるくらい素敵なことに溢れているのだから

圧倒的な世界の美しさの前に、他人が作り出した街並みの美しさなんてものは無力です。

 

ただアンバランスなBGMを歌って、自分らしく笑い合っていければそれでいい。

「君」と過ごすことで、いつしか忘れていた大切なことに気が付くことができた。

 

だから主人公は「君」に感謝を込めて「ヒーロー」と称えているのではないでしょうか。

 

2番

それぞれの迷路の見取り図を僕ら互いの掌に委ねあってさ
人生に迷うたびに 不安や幸せの位置を見失わないよう 確認しようよ
インスタントの友情 ほころぶ 迫りくる本性 狂ってく感情
傷を 癒そう 孤独に飲まれてしまう前に

ここまで「君」のおかげで…と「君」に感謝する歌詞が続いてきましたが、二人の関係は正義のヒーローと市民のような一方的な関係ではありません。

 

「それぞれの迷路の見取り図を僕ら互いの掌に委ねあってさ」

 

お互いがお互いの人生を支え合う、双方向的な関係性

「君」が自分にとって大切なヒーローであるのと同様に、きっと「君」にとっても自分はヒーローなのです。

 

「インスタントの友情 ほころぶ 迫りくる本性 狂ってく感情」

ここまで平和だった世界観に、急に冷たく薄暗い影が落としこまれます。

 

藤原さんのコメントにもあった通り、生きることは嬉しい事ばかりではなくて、目を逸らせない問題もたくさんあるはずです。「無傷で生きるバリア」を取っ払ったのなら尚の事。

 

面倒な人間関係、人間の心の醜さ、乱れて収まらない感情、etc…

 

それでも二人は、孤独に飲まれる前にお互いに支え合います。

 

骨助
骨助

目を逸らせない冷たい現実に、2番サビでは再び優しさが注ぎ込まれます。

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