3番
ねえ
君のそばにはもう
たくさんの愛があふれてる
だから今は
どうか泣かないで
あの日のように笑顔で
歌詞だけを見ると情景が掴みにくい部分かも知れませんが、小説で言うとここは主人公と遥のお別れのタイミングになります。
大人になって好きな人ができて、結婚して子供に恵まれた遥。
ずっとマグカップを大切にしてきたけど、些細な出来事で落下して壊れてしまうのです。
その壊れたマグカップを見て遥が泣いているのがまさに上の歌詞。
遥は自分のためにすごく泣いてくれている。
しかし壊れた主人公が想うことは<君のそばにはもうたくさんの愛があふれてる>ということ。
出会ったときは星の王子さまに劣等感を感じていた主人公でしたが、遥と生きていく中で気付けば遥だけの王子様となっていた。
自分なんていなくても遥は幸せに囲まれているから、安心して別れを告げることができるのです。
ラストサビ
ふりかえればいくつもの
思い出がよみがえってくる
だれにも見えないところで
流した涙もほら
今の君につながってる
たくさんの愛につながってる
こみ上げてくる
想いはただ
ありがとういつまでも
幸せで
いつまでも
愛してるよ
遥とマグカップはたくさんの想い出を共有してきた。
これまでが幸せ過ぎたから、別れのタイミングが来た今でも浮かぶ言葉は「さよなら」なんかではなく「ありがとう」ばかり。
<いつまでも幸せで いつまでも愛してるよ>
地球に最も近い天体は「月」
彼は星の王子さまにはなれなかったけど、一番近くにいる王子さまにはなれていたのです。
どんなときも一番近くから彼女を眺め続けていた彼こそ、真の王子さまに違いない。
感想
はじめに主人公=マグカップという設定を知ったときは、ぶっちゃけ異質だなとかイロモノだなとか思いましたが、小説を読んでいくうちにめちゃくちゃ感情移入してしまいました。マグカップに。
どんな形でも「誰かを大切にしたい」「誰かに幸せになって欲しい」といった想いは温かく輝かしいものなのだなと改めて感じました。
【YOASOBI/ハルカ】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
感動して泣きました!!いい話ですね(^_^)
だからMVにマグカップ出てたんですね!
ずっと親とかの目線かと思ってました。
わかりやすい解説ありがとうございました。
感動〜(T . T)
泣いちゃったよー
歌詞の意味を理解したうえで聴くとめっちゃ胸苦しくなる(´;ω;`)