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【YOASOBI/ツバメ】歌詞の意味を徹底解釈!心温まる人間とツバメの物語。

【YOASOBI】「ツバメ」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 原作「小さなツバメの大きな夢」

✔ 楽曲の制作背景

✔ 心温まるストーリー

 

骨助
骨助

子供たちと作るプロジェクト『YOASOBIとつくる 未来のうた』から生まれた楽曲。原作のあらすじをご紹介しながら、歌詞を読み解いていきます。

 

 

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テーマは「ともに生きる」

今回紹介していく「ツバメ」は、NHKの子供向けSDGs番組シリーズ「ひろがれ!いろとりどり」のテーマソングとして制作された楽曲です。

楽曲の歌唱には、小学1年生から5年生までの5人で結成されたユニット・ミドリーズもコーラスとして参加しています。

 

小説を音楽にするユニット・YOASOBI。

今回の楽曲は、子供たちから原作小説を募集するプロジェクト『YOASOBIとつくる 未来のうた』でグランプリに選ばれた、15歳の乙月ななさんによる小説「小さなツバメの大きな夢」を元に制作されました。

 

YOASOBIのAyaseさんは楽曲について、

6歳から19歳まで、皆さんの気持ちのこもった文章をあれだけの数目の当たりにして、これは真剣に向き合って作品を決めなければ、という気持ちになりました。グランプリ作品は、「ともに生きる」というテーマにしっかりと沿ったストーリーでしたし、本当に伝えたいと思ってこの物語を書いているんだな、ということが受け取れたので、僕もikuraも同じ意見で、満場一致での選出となりました。僕自身まだまだ知識が未熟な部分が沢山あるSDGsのこと、この作品を、楽曲を通して皆さんとともに学んでいければと思っています。

とコメントされています。

 

SDGsとは一体何なのか、原作となった小説はどんな内容なのかをご紹介しながら、ここでは楽曲についてしっかり解説していきます。

 

骨助
骨助

まずは小説の概要を確認しておきましょう。

 

小説「小さなツバメの大きな夢」

YOASOBIとつくる 未来のうた | ひろがれ!いろとりどり
「YOASOBIとつくる 未来のうた」テーマソングの物語を募集!みなさんのつくる「物語」をベースにYOASOBIが「ひろがれ!いろとりどり」のテーマソングを作ります!

先ほどご説明したように、「小さなツバメの大きな夢」はプロジェクト『YOASOBIとつくる 未来のうた』でグランプリに選ばれた作品です。

番組の題材がSDGsで、プロジェクトのテーマが「ともに生きる」だったこともあり、小説や楽曲の内容はSDGsの考え方に基づいたものとなっています。

小説は上記の公式サイトで無料で公開中です。

短編小説となっていますので、お時間のある方は是非。

 

ここまで「SDGs」という言葉で繰り返し説明してきましたが、いまいちピンと来ていない人も多いはず。

SDGsとは2015年9月に国連で開かれたサミットで採択された、国際社会共通の目標のことです。「持続可能な開発目標」の略称で、人々の平等や地球環境の保全などその目標は多岐にわたります。

難しく聞こえますが、凄く噛み砕いて言えば「世界中で協力してよりよい地球を作っていこう」ということです。

 

そんなSDGsの考え方が反映された小説「小さなツバメの大きな夢」。

ここでは小説を読んでいない方向けに、簡単にストーリーをご紹介します。

長い越冬の旅を経て、日本に到着した一羽のツバメ。街の児童館に巣を作り、子供たちに暖かく迎えられていた。そんなある日、彼は巣を壊されて人間を嫌いになってしまった他のツバメに出会う。
自然を壊し住処を奪うのも人間だけれど、毎年自分を迎え入れてくれるのも人間。
仲良く共存できないものか、そんなことを考えていた2羽の前に、貧しい親子が現れた。
男の子は母親に『幸福な王子』の物語を語って聞かせ、「僕らの所にも、きっとツバメさんが助けに来てくれるんだよ!」と目を輝かせる。そんな姿に心を動かされたツバメたちは、なんとか親子を笑顔にしようと計画を練った。
現実的に、『幸福な王子』に登場するツバメのように宝石や金箔を運んでくることなんてできないし、彼らの貧困を直接救うことは不可能だ。でも、ちょっとだけ幸せを運ぶことならできるかもしれない。

計画実行当日。彼らはたくさんのツバメの仲間たちを連れて、小さな花をくちばしにくわえて、親子の家の窓辺にそっと届けた。そして親子に見えるように、群れで大きなハートを宙に描いてみせた。
男の子は今までにないくらい、満面の笑みを浮かべていた。
みんなが誰かのために、ほんの少しでもいいから手を差し伸べることができたなら、誰だって『幸福な王子』になれるのだ。

グランプリに選ばれたのも納得の、心温まる物語でした。

『幸福な王子』のお話はこの後の記事の中でも触れますので、ご存知でない方も気にせず記事を読み進めていただければと思います。

 

骨助
骨助

小説の内容を確認したところで、本題の「ツバメ」の歌詞を見ていきましょう!

歌詞

煌く水面の上を
夢中で風切り翔る
翼をはためかせて
あの街へ行こう
海を越えて

僕はそう小さなツバメ
辿り着いた街で触れた
楽しそうな人の声
悲しみに暮れる仲間の声

みんなそれぞれ違う暮らしの形
守りたくて気付かないうちに
傷付け合ってしまうのはなぜ
同じ空の下で

僕らは色とりどりの命と
この場所で共に生きている
それぞれ人も草木も花も鳥も
肩寄せ合いながら
僕らは求めるものも
描いてる未来も違うけれど
手と手を取り合えたなら
きっと笑い合える日が来るから
僕にはいま何ができるかな

誰かが手に入れた豊かさの裏で
帰る場所を奪われた仲間
本当は彼も寄り添い合って
生きていたいだけなのに

悲しい気持ちに飲み込まれて
心が黒く染まりかけても
許すことで認めることで
僕らは繋がり合える

僕らに今できること
それだけで全てが変わらなくたって
誰かの一日にほら
少しだけ鮮やかな彩りを
輝く宝石だとか
金箔ではないけれど
こんな風に世界中が
ささやかな愛で溢れたなら
何かがほら変わるはずさ
同じ空の下いつかきっと
それが小さな僕の大きな夢

 

作詞:Ayase

歌詞の意味・解釈

1番

煌く水面の上を
夢中で風切り翔る
翼をはためかせて
あの街へ行こう
海を越えて

「小さなツバメの大きな夢」を題材に制作された楽曲「ツバメ」

その物語は、一羽のツバメが海を渡る疾走感あるシーンからスタートします。

 

物語の主人公であるツバメは暖かい地域で越冬する渡り鳥です。日本で生まれた場合、冬になると餌が豊富な台湾やフィリピンまで移動し、春になると再び数千キロを旅して日本へ戻ってくることで知られています。

《あの街へ行こう 海を越えて》

ここでは日本を目指して飛び立つツバメの姿が描かれています。

 

僕はそう小さなツバメ
辿り着いた街で触れた
楽しそうな人の声
悲しみに暮れる仲間の声

無事に日本にたどり着いたツバメは、住処のある児童館へと向かいます。

毎年過ごしていた巣に戻ってきた彼を、児童館を出入りする子供たちや職員は暖かく迎え入れてくれました。

ちょっと余談ですが、ツバメはあえて人目につきやすい建物に巣を作ることでカラスなどの天敵から身を守っている賢い生き物です。

 

そんな折、あらすじでも説明しましたが彼は一羽のツバメと出会います。

《悲しみに暮れる仲間の声》

ツバメは古くから害虫を食べてくれる存在として大切にされてきましたが、昨今では糞の落下の問題などにより、やむを得ず人間が巣を破壊するケースも少なくありません。

そのツバメは作った巣を人間に破壊されてしまい、悲しみに暮れ、人間を憎悪するようになっていました。

 

みんなそれぞれ違う暮らしの形
守りたくて気付かないうちに
傷付け合ってしまうのはなぜ
同じ空の下で

ツバメは人の近くに巣を作って暮らしを守りたかっただけだし、人間も平穏な生活を守りたかっただけ。

それだけのことで、ツバメは糞を落とし、人間は巣を壊し、お互いに傷つけあってしまいます。

どうにか共存できないものか、ツバメは思い悩みます。

 

物語自体はツバメと人間の関係を描いたものですが、こうした状況はなにもツバメと人間の関係に限った話ではありません。

誰かが豊かな暮らしを手に入れる一方で、貧しい生活に苦しんでいる人がいます。価値観や文化、宗教などの違いで、人はいつの世も傷つけあっています。

難しいことだけれど、同じ空の下で違うもの同士、なんとか共存できないものかなあというのがこの物語の描いているテーマであり、SDGsの目標の一つにもなっています。

 

サビ1

僕らは色とりどりの命と
この場所で共に生きている
それぞれ人も草木も花も鳥も
肩寄せ合いながら
僕らは求めるものも
描いてる未来も違うけれど
手と手を取り合えたなら
きっと笑い合える日が来るから
僕にはいま何ができるかな

いろんな命が、きっとそれぞれ別の未来を思い描いているこの世界で、一体どうすれば笑い合えるのだろうか。

《僕にはいま何ができるかな》

その問いの答えは、2番のサビで綴られています。

 

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