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【YOASOBI/勇者】歌詞の意味を徹底解釈!終わりから始まるフリーレンの出発の歌。

2番

物語は続く
一人の旅へと発つ
立ち寄る街で出会う
人の記憶の中に残る君は

1番の歌詞は「葬送のフリーレン」物語全体の話でしたが、2番の歌詞では楽曲の原作となった小説「奏送」のストーリーについて綴られています。

 

あらすじでも簡単にご紹介しましたが、ヒンメルの死から5年後、とある音楽都市を訪れたフリーレンは、ヒンメルの銅像の発見をきっかけに、街の人から彼についての話を耳にします。

 

相も変わらずお人好しで
格好つけてばかりだね
あちらこちらに作ったシンボルは
勝ち取った平和の証
それすら
未来でいつか
私が一人にならないように
あの旅を思い出せるように
残された目印

立ち寄った街でも、出会った少女の願いを叶えようとするお人好しのヒンメル。

小説中では、銅像のモデルになる際に、格好つけたいがあまりにポーズが決まらず職人を困らせる、彼のお茶目な一面も描かれていました。

そんな彼についての話を街の人から聞く中で、フリーレンは当時を懐かしく思います。

 

しかしそんな銅像も、見方を変えればフリーレンが未来で一人にならないように、彼が作ったシンボル

『いつか、ここをフリーレンという魔法使いが訪れる。その時に目印となるような像を作りたいんだ』

作中で彼は出会った町人にそう語っていました。

 

《未来でいつか私が一人にならないように あの旅を思い出せるように 残された目印》

はるかに長命なフリーレンの、一人残された未来を想ってくれていたヒンメル。しかしそんな彼のことを知ろうともしていなかったフリーレン。

ヒンメルの優しさと、そんな彼がもういない寂しさが感じられる一節となっています。

 

3番

まるで御伽の話
終わり迎えた証
私を変えた出会い
百分の一の旅路

君の勇気をいつか
風がさらって
誰の記憶から消えてしまっても
私が未来に連れて行くから

3番の歌詞では、フリーレンが仲間との出会いや10年間の旅路を《私を変えた出会い》として振り返っています。

1000年以上を既に生きてきた彼女にとって、10年間の冒険はたったの《百分の一の旅路》に過ぎません。

しかし人々との出会いを通じて、彼女の価値観にも変化が生まれています。

 

ラストサビ

君の手を取った
あの日全て始まった
くだらなくて
思わずふっと笑ってしまうような
ありふれた時間が今も眩しい
知りたいんだ
今更だって

振り返るとそこにはいつでも
優しく微笑みかける
君がいるから
新たな旅の始まりは
君が守り抜いたこの地に
芽吹いた命と共に

小説「奏送」のストーリー中での出会いを通じて、フリーレンはヒンメルの気遣いを知り、人の人生の儚さを知り、旅路を懐かしく思い、「皆との旅路を辿るのも悪くないな」「あと十五年くらいしたらそんな旅をしてもいいかもしれない」と思い立ちます。

《君が守り抜いたこの地に芽吹いた命と共に》の「芽吹いた命」は、新しい旅をともにすることとなる2人の若者の事でしょう。

 

《知りたいんだ 今更だって》

 

勇者たちとの旅が終わろうと、勇者が天寿を全うしようと、1000年以上の長い年月を生きるフリーレンの人生はその後もずっと続いていきます。

かつての自分が知ろうともしなかった人間をもっと知るために、一瞬で通り過ぎた旅路を再び歩くことを決意する、フリーレンの新たな出発の歌

 

【YOSOBI/勇者】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

  1. 匿名 より:

    曲はいいんだねどなんか歌詞がストレート、原作通りすぎてなにか面白味がないんですよね…
    曲はいいんだけど

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