サビ2
悲しみや疎ましささえ
美しく化けてしまったね
「でも、もしもあの日に戻れたら」
ちゃんとわかってあげるから
人は失ったものや、遠く離れたものが美しく見えるものなのです。
相手が離れてしまったいま
別れたときの悲しみや
一緒にいたときの疎ましささえも
美しく見えるのです。
実際に夢に出たときも
恋人との日常は美しく映えていたのです。
3番
ベランダで揺れてた
白い花枯れてた
あの日のまま貼られたカレンダー
捲れないでいた
指輪に気付いてくれなかったね
そして 目を瞑るだけ
ベランダで二人で育てていた花は
枯れてしまっています。
別れてから、時間は確実に経過しているのです。
しかし、過ぎていく時間とは対照的に
恋人に対する気持ちは変わらないのです。
未練や後悔で
前に進むことができない主人公は
カレンダーを捲れないままでいます。
「指輪」という
共通キーワードがここで出現します。二人の「指輪」は特別な日を思い出すような、関係を象徴するようなものなのでしょう。
男目線の運命では
「どうして指輪、外してなかったの?」女目線の幻では
「指輪に気付いてくれなかったね」
とあります。二人とも意識していたのに
指輪に触れることができなかったのです。彼女にとって「指輪」は、彼との復縁を促す最後の希望だったのでしょう。
主人公は、それを察知してあえて触れなかったのかも知れませんね。
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ラストサビ
幻みたいになってたのに
なぜか前より優しいから
「もしもあの時泣いてたら」
そんなこと言えなくてこうして二人でいるとさ
時間が戻っていくみたいだね
「もしもあなたが嫌じゃなきゃもう一度」
そう言うと笑ってた
ねぇまさか また夢だ
ある日、いなくなったはずの
恋人が目の前にいます。
別れの日の冷めていた相手とは一変して、なぜか温かいのです。
ずっと言いたかった
「もしもあの時泣いてたらどうしてた?」
なんて、言う必要もないくらい
昔のような関係になっています。
昔のように戻れるかもしれないと思った主人公は
「もしもあなたが嫌じゃなきゃもう一度」
とありったけの思いを伝えます。
すると相手は微笑んでいるのです。
なにもかも上手く行き過ぎている現状に対し
主人公は気づいてしまいます。
これもいつもの「夢」だったのです。
感想
最後は思わず
「切ない」と呟いてしまいました。
別れた、恋人に未練がある主人公の様子に
共感できたのではないでしょうか。
「運命と幻」
どちらの視点からみても
両者の気持ちに強く共感できますね。
本当に超大作だと思います。
時間がある方は下の記事も合わせてどうぞ。
以上、【My Hair is Bad/幻】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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