2番
当たり前に過ぎていくはずだった時間は
何十年とも感じるほど長く
眠りすぎた頭痛で這い出してきた僕は
どこにももう行けやしないから
旅立ってしまった主人公でしたが
それは、とても退屈なものであり
苦痛でしかない時間だったのです。
ここで主人公は
恋人がいないとダメだった
と気付きます。
どこまでも純情だ それでしかなかった
飾らないで 分かち合いたいから
貴方の影が眩む 見失ってしまった
また眠れない夜になっていく
恋人の大切さに気付いた主人公ですが
次は恋人の方が離れていくのです。
主人公の憂鬱は大きくなっていきます。
「どうしたいの」なんて問えば「どうもしない」なんて返す
貴方はもう何も教えてくれないの
今日食べた食事も 行きたい場所さえもう
何にも どれをとってもわからないだけだ
ここでは、恋人が主人公に
愛想を尽かした様子が描かれています。
普段の会話も
どこか素っ気ないものとなり
相手の何気ない生活も聞けないような
関係になってしまったのです。
遠くへ 遠くへ 水の味を覚え
街路に目が眩み夜を越えてしまう
遠くへ 遠くへ 動けない僕のことを忘れて
ここは1番のBメロと同じです。
旅立ったときの
主人公の情景が描かれています。
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サビ2
貴方の横顔を見て
引け目を感じてしまった
救われたいとだけ喚く僕は
きっともう我楽多だ
救われたい
という一方的な自分の欲に負け
快楽に溺れた主人公は
恋人に引け目を感じているのです。
そんな自分勝手な自分を
我楽多(ガラクタ)
と表現しています。
ラストサビ
思想犯はもう止めた
「分かれない」を悟っていたとりとめのない言葉だけでは
薄紙を剥がせない普通に固執することが怖くてもう泣きそうだ自堕落を鏡で見ていたら薄っぺらだ 薄っぺらな僕だったぼくだ 僕だけだったんだ
思想犯とは、考えに基づく犯罪のこと。
「分かれない」
と決めつけて、思想を描く自分を
思想犯と比喩しているのです。
恋人との関係を戻したいからこそ
思想犯はもう止めた
と言っているのでしょう。
後悔の念が伝わります。
最終的には、どんどん堕落してく
自分を「薄っぺらい自分」
と表現しています。
感想
止まらない主人公の
堕落・憂鬱が描かれていました。
今回は歌詞の解釈ということで
MVのイメージとは
大きくかけ離れた解釈
となってしまいましたが
それでも主人公の情景が
リアルに表現されている歌詞
だったと思います。
合わせてこちらもどうぞ↓
【ぬゆり/命ばっかり】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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