3番
言い切れること 1つもいらないよ
偽物さえも その見解も
誰が決めることでもないよ
勝ち負けが白黒が人間が
人間じゃないかなんてもう 正しさは無くて
儚い傷も抱きしめよう 目を瞑ろう
今日を終わらせるために
ヒューマノイドに関して、主人公が言い切れることなんて1つもありません。
ヒューマノイドの言動は
プログラム故に発する言動なのか。
意思を持っている言動なのか。
作った本人ですらも分からないのです。
なぜなら、理解し合えていないから。
分からないからこそ、そこに人間らしさを感じることもできたのでしょうが、主人公は葛藤の末に、ヒューマノイドとお別れする選択をします。
“儚い傷も抱きしめよう 目を瞑ろう
今日を終わらせるために”
切ないですね。
ラストサビ
きっと水でさえ この熱でさえ
感じていないのなら 使い切って声に出そう
通えない記憶を全部
冷凍したって形に残るんだ
こんな気持ちだけ 名前があるだけ
手を握るたび プログラムだってこと?
誰にも当てはまることない
基準なんていらないよレイラサイダ サブアッタッシャル
マラハバ マッサラーマ マダ
レイラサイダ サブアッタッシャル
マラハバ マッサラーマ マラハバ
主人公がつくった「ヒューマノイド」
自身で書き込んだ「プログラム」に葛藤する姿。どんなに寄り添おうとしても完全には交わることのできない虚しさ。
最後に繰り返し流れるヒューマノイドの言語(あくまで仮説ですが)が、人間との相いれなさを強調しているようにも感じて、切なさが増幅させられます。
感想
「脳裏上のクラッカー」から
約1ヶ月足らずで公開された今回のナンバー。
楽曲・MVの完成度ともに、
またもや期待を超越してきました。
今回の「ヒューマノイド」は
特に疾走感を感じさせる曲調でありながらも、歌詞には「ずっと真夜中でいいのに。」らしさが垣間見える点がまた絶妙。毎度曲調を変えてくるのに、「らしさ」が残るのは本当にすごい。
今から次回作が楽しみでなりません。
時間がある方はこちらもどうぞ。
【ずっと真夜中でいいのに。/ヒューマノイド】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
今まで音楽は歌詞の背景とか気にせずにリズムや声など聞こえてくるものを楽しんでいました。
このサイトで背景の考察を読んだ後に聞いてみると曲のまた違った一面が見れて信じられないぐらい心が高揚しました。
音楽の楽しさを教えていただき本当にありがとうございました。影ながら応援しています。