2番
ねえ聞いて
空気が読めなきゃダメで
頭が良くなきゃダメで
そうやって選ばれたスター 敵わないな
僕らは後ろをついてまわって
悔し涙を隠して笑って
これが「人生」だなんて 醜いリアルだ
1番と同じように「なりたいもの(スター)」を目指すにあたっての気負いが綴られています。
空気も読めて、頭も良くて、、
と完璧人間じゃない自分を悔いています。
だからやりたいことも我慢して、平凡な生活に逃げてしまうのです。その生活が楽しくないとしても。確かにそんな人生は「醜いリアル」と言えますね。
歌詞の解説とは逸脱しますが「悔し涙を隠して笑って」を歌う時の藤原さんの気持ちの入り方が強すぎて、特にこの部分は心に響く。おそらく藤原さん自身「悔し涙を隠して笑う」というシーンが多々あったのでしょうね。
いつからか
失敗ばっか重なって
自信をなくして落ち込んで
目立つことが怖くなって
尖ってるやつを馬鹿にして
だけど何処か羨ましくて
鏡の前でだけ妄想に精を出して
周りに批判されるのが怖いから、皆の前では自分の主張を押し殺し、一人でいるときに夢を叶えたときの妄想を膨らます。
そんな自分を情けないと自己認識しているから、無意識に感じる劣等感を緩和させようとして、次は反対に夢に向かって頑張っている人を馬鹿にしてしまうのです。
情けなくも人間らしい。本能が起こす自己防衛は誰にでも備わっているから、誰しもが共感できるのではないでしょうか。
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サビ2
「幸福だ」って意地張った
悲しくて1人泣いていた
そんな夜から逃げないで
『愛情求めさまよった天真爛漫なディザスター』
そんな自分が好きなら胸張っていいから
どうか 歌って
君なら出来るから どうか 歌って
天真爛漫とは、
飾らず自然のままの姿があふれ出ているさま。
明るく純真で無邪気なさま。
を意味し、
ディザスターは英語で
災害
を意味する言葉です。
つまり歌詞で表現される
『天真爛漫なディザスター』
というのは「どんなに失敗(厄災)しても、素直に受け止め再挑戦する人」といった風に解釈することができる。そしてこうなりたいのは「周囲からの愛(人気)が欲しいから」です。
極端に周囲を気にするさまからも「愛されたい」という想いが根本にあったことが理解できる。
ありていに言うと「こうなりたい」「ああしたい」という想いの先には「他者に対する求愛」が多くの場合であるのです。
ラストサビ
「平等だ」って嘘ついた
頭を撫でられ喜んだ
いい子になんてならないで
『調子にのって出しゃばった火をつけ回る異端なスター』
そんな汚名着せられてもいいから
どうか叫んで 歌って
何か変えたいなら どうか 歌って愛を持って「声」と「言葉」で聞かせてよ
怖がらずに どうか 叫んで 歌って
愛に関して言うと心理学においては
愛されるには愛す必要がある。
と言われています。
このラストサビの後半でもそのようなメッセージが訴えられていて、愛を求めてさまよっているのならば愛を持って「声」と「言葉」で、まずは自分が表明するしかないのです。
他者に愛を持つのが難しいのならば、まずは自分自身に愛を持って信じてあげて、怖がらずに少しずつ攻めていくことが大切なのではないでしょうか。
感想
大それたことではありませんが、少なからず私自身も「人と違う自分でいたい」という意志を持っています。しかし本楽曲の主人公のように周囲の目を気にして無難に馴染んでいくことが多いです。
正直に言うとこういった悩みは常日頃から心の片隅で抱えているため、異端なスターを聴くたびに「よし、自分のなりたい自分になろう」と励まされます。下手に目標や理想が高いために特に本楽曲が刺さるのでしょうね←
刺さるのはもちろん私だけでなく、人間の根本部分に訴える歌詞が多いだけに、この曲に救われた人、魅了された人は多いのではないでしょうか。
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歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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