2番~サビ2
現実それはいつだって対立し合う定め
見知らぬ誰かを蹴落とす事でしか
自分の価値は見出せない「君を守る事」「僕を守る事」
なぜかいつも2つに1つだどんな罵声を浴びようとも
止むを得ないなら全て踏み潰す事
例え誰かの人生を狂わしても
それは「正義」と言い聞かせた
メッセージ性は1番と類似しています。
「2つがイコールなら“幸せ”と呼びたい」
幸せの定義に対して「両者の意見が同じ」だという解釈を生み出していますが、これはそう感じさせるほどの不条理な社会を象徴しているのです。だからこそ歌詞では、相対する意を踏みつぶす描写がおもむろに描かれている。
また自分の行いに目を逸らし、周囲の声から耳を塞ぎ、「正義」を言い聞かせるさまからは、忍耐できないほどの苦しさが伝わってくる。
なぜかいつも2つに1つだ
と投げやりに叫ぶ情景から
2つが同じだったらいいのに!
という願望が垣間見えるのではないでしょうか。
改めて「苦悩」がダイレクトに伝わってきますね。
ラストサビ
どんな時代が訪れても
世界中の人の笑顔は見られない
だから大切な出会ってきた人とは
何があっても最後は「=」で繋がりたいいつか悲劇が起ころうとも
誰の夜にも朝は訪れるだろう
例え涙が流れても幸せは
その手の中にいつか来るんだろう
それだけは地球の何処でも
「=(おなじ)」なんだろう
痛いほどの苦悩から捻出された、
主人公の温かい願望が心に染みる。
自分のやっていること≠他人の幸せ
が現実的な問題としてあって、両者が理解し合えなくとも最終的には理解し合いたい(「=」で繋がりたい)と言っているのです。
自分のやっていること=他人の幸せ
になるまで諦めないぞという意まで伝わってくる。こうまで決意させるのは、分かり合えない苦悩を痛いほど知っているから。
人間は誰しもが分かり合えるわけではない。
だけど同じように朝を迎えたり、夜を迎えたりする。ほんの少しでも「=(おなじ)」があるのなら、きっといつかは人と人を結ぶ「=(イコール)」になってくれると切に願いたい。
タイトル名「イコール」には
すれ違う苦しさを知っている故の切実な願い
が秘められていたのです。
感想
まず思ったのは、藤原さんが営業マン時代に感じた社会の不条理を、「誰かと分かり合えない」という形で、ここまで共感深い歌詞に仕上げたのが本当に凄いなと。
歌詞考察中は主人公の視点に、かなり入り込むことができました。私は営業をしたことがないはずなのに、まるで実体験かのように主人公の心情が伝わってくる。これらは藤原さんの感情に訴えかけてくる歌声のせいだろうか。
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歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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