2番
本当の正しさってものを
風の強さに問い詰められて
行くべき道を逸れて
他の鳥の航路へ迷い込むこともある
乱気流の中でさざめく
光の粒を探して ほら
たとえ紛い物だったとしても
自分にとっての正しさを
創造してみるよ 大事にするよ
2番では自身を鳥に例えて「険しい空を飛び回る姿」が描かれています。
比喩表現がふんだんに使われていますが、内容は万人に共感するのではないでしょうか。
特に
- 他の鳥の航路へ迷い込むこともある
- 乱気流の中でさざめく光の粒を探して(たとえ紛い物だったとしても)
と言った歌詞がリアルだなと。
どちらも「タイミングによって夢や目標が変わること」を示唆しているのですが、これってかなり共感できませんか。10年前に追いかけていた理想と今の理想が同じかと聞かれれると、少なくとも私はそうではありません。
ただそれは悲観することではなくて、大切なのは「自分の中の光の粒を大事にすること」なのです。つまり今ある夢を大事にしよう…と。
人格者ではなく 成功者でもなく
いつでも今を誇れる人で在りたい
そんな希望抱き 未来図を描き
手放さず生きていたいだけ
さきほどの歌詞の続きですが、
今抱えている夢を大事にする=誇れる自分
に直結します。
たとえ昔ながらの夢と今の自分が違っていても、周りから羨まれる人生でなくても、今の自分の正しさを認めてあげることで「今を誇れる人」という、もっともラフターな人間になることができるのです。
ただ「今を誇れる人」になるためには、今この瞬間を自分の気持ちに正直に生きなくてはなりません。だから「希望抱き、未来図を描き」それらを手放さずに生きていく必要があるのです。
サビ2
現実は見えますか? 保証は出来ますか?
YesもNoも言えずに答えに詰まっていた過去を
背に乗せたラフター 予想を覆した
ゴールや距離ではなくて
絶えず響いてた声こそが
孤独な夜にサーチライトにしてた
あの光だった 今やっと気付いた
サビ2では「夢に向かっている瞬間」こそが孤独な夜すらも打ち消す魔法の光だったのだと述べられています。
音楽で食べていくことを夢にしていた藤原さんに置き換えて歌詞を見てみると「絶えず響いてた声」というのは、まさに夢を叶えるべく歌っていた様子を示します。
きっと夢に向かう途中で、孤独や不安を抱える夜が多々あったのでしょう。しかし孤独と感じていた日々には「夢と向き合い熱中している自分」がどこにでもいたのです。何よりも美しい自分自身が。
自分の好きなことに向かって頑張っている時点で、すでに独りじゃないのですね…
3番
前例のない大雨に 傘も意味を為さない
それでも胸は熱くなって
海鳴りよりも強く 稲妻よりも速く
羽ばたいて前途を目指して
3番で描かれるのは「圧倒的な逆境」
しかし主人公は物怖じすることはありません。なぜならこれまでの歌詞であったように
- 今の自分の夢に正直でいることの誇らしさ
- 夢に向かっているだけで一人じゃないこと
をわかっているからです。だからどんな逆境が待ち構えていようとも、心は熱を帯びていくばかり。
「何をすればLaughter(笑顔)の自分でいられるのか…」
これを知っている人間こそが、誰よりも強く、楽しく、光輝く人生へと羽ばたくことができるのです。
感想
laughterを通して、髭男が経てきたドラマを垣間見た気がします。
今の自分が楽しめるように、未来の自分が胸を張って歩くことができるように、自分の「したい!」「やりたい!」には最大限に素直になりたいものだなと感じました。
とはいえそう頭で分かっていてもリスクを恐れて行動できないものなんですよね、何事においても。自分の中で「行動したい!」という欲を理解しているときは「Laughter」を聴いて奮い立ってやろうと思います!
【Official髭男dism/Laughter】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
素敵な曲が、出来ましたね。若い人が、自分の経験の中で、生まれた迷いや、勇気が、等身大で、誰もが、共感出来ます。耳馴染みもよくて、70才の私もコロナが、おちついたら、カラオケで、歌えるように、練習したいと、思っています。息子の大学の後輩でありがとう。
幸子さん、素敵。
ラプターと勘違いして作ったようにしか思えない歌詞なんだよね。
間違えて作って後から言い訳を考えたってのが真相なんじゃね。
ま、本人は認めないやろうけど。