3番
失って気づく後悔くらい
失う前から気づいてた
もう わかり合える 根本じゃなく
先手で理解できるどうにでも 些細な単純使命 果たせる
ぶった多数に 右往左往 素振りしてる
もう 自分が 見っともなくても
素直に取り出した言葉 言いたいのに作詞作曲:ACAね
MVでは、集団に立ち向かった結果、敗北を決してしまう主人公が描かれているのですが、歌詞でも集団に意見をした結果、繋がりを失ってしまう情景が綴られています。
とはいえ、従来あった集団の繋がりは、表面上だけで固められたもので決して強固な結束ではありませんでした。失う前から失っているもの。だから「失う前から気づいてた」とある。
また、右往左往(あわてふためいて混乱したさま)とあることから、いくら勇気を振り絞ったとしても、堂々たる態度で臨めていなかったことが明らかになります。だからこそ、集団の中で主人公に共感する者も出てこずに、敗北を決してしまったのでしょう。
そりゃ憶病になっちゃいますよね。
うにぐりくんのストーリー②
同タイミングで流れるMVでは、集団に破れた主人公を助けるために、うにぐりくんが謎のフラスコを眺めています。このうにぐりくんの行動が、悲しくも美しい、衝撃的なラストシーンに繋がっていくのです。
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ラストサビ
嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど
なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟はできてたんだ作詞作曲:ACAね
ラストサビの歌詞は、サビ1・2とほとんど同じであるため、MVの解釈を中心に行っていきます。
うにぐりくんのストーリー③
倒れている主人公の傍らで、うにぐりくんはフラスコを開放して、美しい花火を打ち上げます。
本MVで、集団心理を強いるときは、
いつも信号の光が用いられていましたが、
「花火」はその光を打ち消す意
として使われたのではないでしょうか。
そのため、結果的に花火は集団を退けていくのです。
うにぐりくんのストーリー④
そしてラストは、悲しい結末に。
うにぐりくんが力尽きていますが、これは花火を使ってしまった代償に違いありません。うにぐりくんのストーリー②であげたMVの一部を見ると分かるのですが、フラスコの図の左上にドクロマークが付いていますね。これが代償を示していたのです。
大きな代償を払ったとしても、彼女の意見を、ひいては彼女自身を守りたかったのでしょう。
感想
結末からは、集団に逆らった結果の
「美しさ」と「犠牲」が印象に残る。
- グッドエンド?
- バッドエンド?
解釈の受け取り方は、
各々で異なってくると思いますが
個人的には
自分の意思を持つことの大切さ。
を学んだように感じます。
なぜなら
- たった一人でも立ち向かえば、
支えてくれる仲間が現れること。 - 自分の意見を言う姿は美しいこと。
といったポジティブなメッセージの方が、
悲しいラストよりも濃く胸に刻まれたからです。
「ハッピーエンド」とまではいかなくても、「グッドエンド」に私は1票を入れたい。
【ずとまよ/こんなこと騒動】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
楽しく記事を見させていただいてます。少し思ったのは、一番最後にまた曲の始まりのリズムが少しだけ流れるのは、再びマジョリティに対する反逆者が現れたのを意味しているのではないかと感じましたのですが、どうでしょうか?