2番
立ち上がる僕の手を掴んで
その拍子にグラスが落ちた
たった数秒が長すぎて
たった一言も言えなくて
偶然か 必然か
どちらでもいい ただ
この縁が 破片が
いま消えるのを待っていた
ドラマのような描写が想像されます。
別れを悟った主人公は、一方的に彼女から離れようとします。しかし、彼女はそれを引き止めようとしてします。
ここから、別れようと思っているのは主人公のみであったことがわかります。
彼女の気持ちとは裏腹に
主人公は、ただただ二人の縁が終わることを感じていたのです。
指に触れるだけで
胸が高鳴ってた
そんな二人はいつが最後だったろう
今は触れるだけで
痛むほどに酷く腫れていた
そして僕はそっと目を逸らして
昔は指に触れ合うだけで胸が高鳴るような
甘い関係だったのでしょう。
しかし、今では胸が高まるどころか痛むのです。
目を逸らすとは
直面している事柄を見ないようにすること。
変わってしまった二人の関係から
主人公は目を逸らします。
もしかすると、変わってしまった二人の関係を認めたくないが為に、彼女の元(現実)から離れよう(逃げよう)としていたのかも知れません。
サビ2
きっと終わりだった
ずっと分かっていた
ついにエンドロールだった
僕は店を出ると
もう振り返るはずもなかった
すぐに泣く君が嫌いだった
エンドロールとは
ドラマなどにおいて終幕に流されるスタッフロールのこと。
とうとう、彼女を置いて店を出ます。
彼女の泣き姿を見たくない主人公は
振り返ることもしません。
「すぐに泣く君が嫌いだった」
とありますが
彼女はこれを察知したからこそ
1番で示すように
我慢して泣かなかったのかもしれません。
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最後の最後で本当はね 聞きたかったよ
硝子の破片を拾いながら
床を拭く君の手に目を疑ってた
どうして指輪、外してなかったの?
「指輪」という
共通キーワードがここで出現します。
二人の「指輪」は特別な日を思い出すような、関係を象徴するようなものなのでしょう。
男目線の運命では
「どうして指輪、外してなかったの?」
女目線の幻では
「指輪に気付いてくれなかったね」
とあります。
二人とも意識していたのに
指輪に触れることができなかったのです。
彼女にとって「指輪」は、彼との復縁を促す最後の希望だったのでしょう。
主人公は、それを察知してあえて触れなかったのかも知れませんね。
3番
必然だった
いつでも終わりは何かの始まりへ
主人公は「別れ」を「運命」と感じて
受け入れようとしています。
感想
幻との兼ね合いが絶妙でしたね。
お互いの気持ちに強く共感できると思います。
男性は「別れ」を運命と感じてますが
果たして、彼女はどうなのでしょう?
時間がある方は下の記事も合わせてどうぞ。
以上、【My Hair is Bad/運命】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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